Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

年末の

そろそろ完全に年末の気分になり始めたのでしょうか?僕自身は毎年大晦日まで営業しているだけに、そんな気分はないのですが自宅界隈の会社の方々が大掃除をされているのを見ると何となく忙しなくも感じさせられ。
そんな中でもジムに通う本日でしたが、今年は今回が最終の発汗になります。これからの年末年始でウェイトが大幅に上昇することがなければ良いのですが。
で昨夜の久々のボルドーのお気に入りは
・Beaumont des Crayeres Nostalgie’97
・Pommard Rugiens’96 Louis Jado
・Nebbiolo d’Alba’97 Bruno Giacosa
・Chateau Pichon Laland’91 Pauillac
やはりこの辺りから”良いお年を”の台詞も必要な日取りでしょうか。年内は今夜が最後ですであったり、年始の予定も確認がなされたりで。
出張帰りですね、今宵は失礼ながらお財布の中身はかなりタイトになられていたようですが。ああ、でもお譲りいただいていたワインがもろもろで¥50万くらいになっていたのも恐怖を感じ。
’97とは言いながらもその名の通りの味わいがそれなりに感じられる、お値打ちのシャンパーニュ。確かに今月の特集もほぼ欠品ばかりで、12本の手持ちがあるこのノスタルジーは流石に残されており。
お初の方にはやはり何かとお勧めは難しいもの。安心のジャドは、ハーフだけあって’96でもかなり纏まりを。ポマールらしい、噛みしめる系の果実味が滑らかに。
男性お三方で飲まれるには十分すぎるくらいかもしれませんが、こちらも上質な作り手のジャコーサ。響きの良い’97は、このクラスでしたらそろそろ飲みごろも意識させられます。彼もまた華やかな香りを身上とする、好ましいタイプを。
DRCのフィーヌの’79をお持ち出来ていなかったのが失敗で。本日、自宅地下セラーを完全にひっくり返しましたので年始にはご安心を。
年内最後とのこじつけで、ボルドー最愛の伯爵夫人を。’91をこれもやっとのことで見つけましたが、灯台下暗しの僕の店舗セラーでもあり。
ブラインドでしたらポムロールにすら感じさせられる程、メルローの柔らかくシルキーな印象に熟成香も混じり始めまたほろ苦くも微妙なラインで果実の凝縮感を残すあたりが’91の今正に、そんな極上の今宵のお気に入りで。 R