Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’83

12月らしいと言うか昨夜は微妙な事件が。まま、大したことでは無いのですが酔った席とは言え。
中盤の時間帯にお越しのムッシュお二人は、ご来店時直ぐにお一人がお手洗いらしき。ただ、ドアの鐘の音が気に成りましたが20分ほど戻られず。お連れさんもそわそわされておりましたが、他階のテナントの呼び込みさんからクレームが。どうやらそちらさんのエントランスでご小水をされ、注意に逃走されたようで。コートと鞄も私の店に置かれたまま戻られず、お連れさんはワインを飲まれることも無く探しに。
飲んでも飲まれるな、でしょうか。
で昨夜のワインは
・Beaumont des Creyeres Nostalgie’97
・Beaune Clos des Mouches’88 Joseph Drouhin
・Torcolato’86 Maculan
・Chassagne Montrachet’83 Jean Moreteaux
・Chambolle Musigny Les Argillieres’83 Ponelle
・Pinot Noir The Black Wood’99 Pipers Brook
久々でしたこちらの社長と二人でゆっくり飲むのは。以前は頻繁にありましたが、まあ。
今宵の大きなパーティへの出席の帰りらしく、色々興味深いお話もあり。まずはシャンパーニュで’97のこなれ始めたバランスと未だにフレッシュさも残す混在する段階でしょうか。
キリがないブルゴーニュの古酒ですが、今宵もドルーアンのムーシュは愛らしく。淡さの中に旨味が封じ込まれており。
希少なマクランのトルコラート、イタリアのデザートでソーテルヌほどの個性はないもののピュアな甘みが熟成感と相乗する甘美な1本。
今宵のお誕生日ながらも、後から日にちを間違えておられたようで急遽ケーキのプレートは外して。頼むよ、もう。しかも1時間の連絡なしの遅刻ですが、まあお越しいただけたので。
’83のマダムは今宵は白・赤を一気に。輝くシャルドネのとろみを湛えるシャサーニュに華やかで洗練されたスタイルのシャンボールと言ったところでしょうか。
〆はオーストラリア、とのことでした。このタスマニアピノ・ノワールは中々の作り手で、まだ若さは否めませんが冷涼な気候を反映する正統派のクラッシックな1本で。
色々な意味でお疲れ様とお伝えしたい。  R