Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

Faiveleyの白と言えば

本日の昼下がり昼食後の変わらない微睡の時間帯に怒号が。何処からだろうと聞き耳を立てておりましたら、どうやら我が家と琵琶湖の疏水を挟んだお向かいさんからで。
世知が無いこのご時世です、詳しい内容までははっきりとは聞き取れないものの様は借金の取り立てと言うやつですか。微妙にそれ風の方でもなく、どちらもかなりの高齢の方ではありましたがJRの音以外は静かな場所だけに気にはなりましたが。
で昨夜のヴィンテージ’92は
・Chateau Smith Haut Lafite’97 Graves
・Corton Charlemagne’92 Faiveley
・Nyetimber Premiere Cuvee’92
前半の半ばから結局だらだらと今宵も。
お初のご利用ではありましたが、久々なタイプのドクターで。ニヒルな男前と言う感じでしょうか?お連れはMRさんだったのかな?中々素敵な方ではありましたが、お帰り後はこれまた久々に大々的なトイレ掃除をさせていただきました。
やはりボトルの保存状態でワインの姿は、本当に官公庁でワインが大量に破棄されたニュースにも感心はございましたが、以前のこのスミス・オー・ラフィットの白の’96はかなり進んでおり。ですが今回の’97は非常にアロマティックで白胡椒のスパイシーさも優雅な印象に。
この後、カリフォルニアのパワフル・カベルネとラフィットのアルマニャックで口説き落とされた感が。
やっとお帰りなさいのマダムでしたが、お疲れの中の石清水のシャルルマーニュであったことを。この白髭の中で最上の作り手と評価されるフェヴレイ。市場にも飲みごろのボトルは、おいそれとは見つからず。個人的にも試す機会は非常に少なかったかと。流石のミネラルは、テロワールの表現でありその中にも上質な百合の香りがちりばめられ。
合わせて’92のイングランドのスパークリング。’95’96などで評価を一段と私的には上げてはおりましたが、この’92は相手が悪かったからかな?まだまだ若すぎ酸の円みが追い付いていない感じが。シャンパーニュ好きのマダムには非常に申し訳なく。
挙句、僕は潰れてしまっておりました。まま、偶には女性陣でのお話もよろしかったのでは?

               Sommelier R.Imamura