Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

今宵も極上

伏見稲荷に自宅を購入させていただいてから初めて地蔵盆と言う京都の風習に触れたのですが、今年も先週末から土日の二日間行われ。
基本的には子供たちとお年寄りのお祭りのような印象もございますが、町内での役員さんになると本当にご苦労様の様子で。僕は今年も何とか日曜日だけの参加でお許しは出ましたが、まま次男が町内でも最年少クラスでしばしのお人形さん状態でしょうから妻は随分出ずっぱりで。
特に今年は暑かったので、体調を崩される方がおられなかったことが幸いです。問題は大量に振る舞われた駄菓子の山についつい手が出てしまい一段とウエイトが増えるのではないかと。
で昨夜の後半のバタバタは
・Chassagne Montarchet’83 Jean Moreteaux
・Grattamacco’96 Bolgheri Superiore
・Gevrey Chambertin’86 Joseph Roty
・Vosne Romanee’85 A.Ligeret
・Puligny Montrachet’86 Jean Lamothe
・Nicolas Feuillatte Cuvee Special 1er’90
前半からほとんど仕事などしていない状態ながらも差し入れのまといさんのお寿司をお届けいだいたマダムでした。何時もながらご馳走様です。
このジャン・モルトーの熟成した白のシャサーニュは、とてもお買い得です。余韻の儚さは否めませんが、奥ゆかしく香るモカのニュアンスに贅沢な。
オルトさんの谷村シェフは、最近中々のタイミングでのお越しにまたまた飲み友達状態。ボルゲリのグラッタマッコのやや熟、近づき易い良品ながらもやはりここに来てサッシカイア達とは少し距離が有るような。
先日のフェヴレイのコルトン’88と比較は辛いですが、優良なドメーヌのジョセフ・ロティ。’86のジェネリックはしなやかな逸品ですよ。
後半は意外なお料理のオーダーに汗だくになりながらも、何時も皆様も。
このネゴシアンは何度か経験済み、ましてや’85のヴォーヌ・ロマネでしたら十分な膨らみも。
問題はこのピュリニーか、’86ながらも下降線を描きつつ。ボトルむらに期待しますか。
〆は待望のシャンパーニュ。生産者協同組合ながらも彼らのキュヴェは中々です。ナッティーなニュアンスを十分に感じさせる熟成感が今宵の疲労困憊の私には蜜の味に。R