Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

夏は白か

体質的にと言いますか、末っ子の待望の男子と言うのも起因しているのでしょうか?基本的に甘えさせていただく体質で。しかも失礼ながらも、個人的にも十二分にとてもとても大切な顧客の方にすら”お土産は?”と口をついてしまうのは、そろそろ許されない年齢にもなっているのでしょうが。
このところも営業時には、微妙ながらもラーメンの出前であったりこれは極上なのですが相変わらずお寿司はたまりません。
また、大玉の縄目のはいったメロンもごちそうさまでした。で、週末にはヨーロッパからお帰りの何時ものマダムにはパソコン用のマウスを。今まで使用をしておりませんでしたが、今回のポルシェを模したミニカーのマウスは雰囲気抜群でございます。毎度毎度、有難うございます。
で先週末のワインは
・Chateau Couhin Lurton’96 Graves
・Mercurey 1er’97 Faiveley
・Volnay’97 La Pousse d’Or
・Puligny Montrahet Les Referts’92 Louis Carillon
・Barbaresco’99 Gaja
軽くアペリティフのハーフのグラーヴ、マダムはどうもシェリーのニュアンスはお嫌いのようで。アンドレ・リュルトンの珠玉のボルドー・ブランでしたが、嗜好品ですし。
謙遜されながらのオーダーでしたが、高感度の高いお二人にはぴったりの愛らしくも上質なメルキュレ。フェヴレイの人気の高さをやはり今回も認識させられました。美しくも芳醇な余韻。
相変わらずのどろどろのマダムお二人ではありましたが、プスドールのデクラッセされた’97のヴォルネイは抜群の。アペラシオンと作り手の妙味を楽しめた2本の’97で。
流石の一言の間違えなく今宵最上のルイ・カリヨン。’92のブルゴーニュの白のポテンシャルの高さとプルミエのとろとろの蜜の質感に癒され。問題は、ひとつだけ流れる空気が今宵はシガーではなく会話がやや重く。ごめんなさいね。
〆はガヤで。若いな、そんな印象は未だ。それでもスミレ香は、相変わらず芳しく深夜に供されるものとしては贅沢極まりないイタリアの帝王。
長い夜ながらもワインが、あれば。

            Sommelier R.Imamura