Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ラテン系

本日のお昼間は、ジム通いの後に店舗へのマグナム・ボトルの移動も兼ねた食材の購入に。マグナムは、実際はご予約を頂いている訳でもなくまたお越しも解りませんが一応おっしゃられていた場合は対応出来るものを。通常も10銘柄くらいは常にあるのですが、異常なものもありますので現実的なものも合わせて。
食材に関しては、そろそろキノコが棚に並んでいるスペースが増えていたような。まだまだ、エアコンに依存してはおりますが秋の気配もこんなところから。来月は何かキノコもオルトの谷村君にもお願いしようかな。
で昨夜のラテン系のお二人は
・Rossj−Bass’02 Gaja
・Corton Charlemagne’90 Bouchard Pere & Fils
・Chateau L’Evangile’86 Pomerol
連日のマダムのご利用には感謝いたします。まま、来月も長期の海外出張が予定されているだけに応援団のマダムの感覚でしょうが今宵も喜怒哀楽な会話は尽きませんで。
ガヤの中間のクラスに位置するロッシ・バス、彼の白ワインは本当に市場にも希少な存在で正規で纏めて購入しても気が付けばストックから無くなるのも時間の問題です。それもそのはず、と言わせしめるだけの味わいが事実として。
’02とまだ若いヴィンテージなだけに熟成香は未だそれほどなのですが、ピュアな果実味は流石に緻密で綺麗な輪郭を。そうだな、最近のヴィンテージではカリフォルニアは当然ながら日本でも素晴らしいシャルドネを仕込む方も増えたものだしイタリアの帝王も当たり前のように仕上げてくるか。
結局、2本目も白を。コルトン・シャルルマーニュ’90と聞けば心躍るのは誰しもでしょうが、今宵はブシャールの難しい時代を体感させられました。悪くはないのですが、やはりこの銘柄のヴィンテージとしてはやや。先のガヤが良すぎたのも原因かもしれませんが。
今宵はこのまま?の気分でしたが、何時ものフランス人のムッシュが。毎度ながら酔ってはいましたが、先のマダムと彼はおそらく相性は良さそうだろうな、それは間違えなかったようで。
レヴァンジル’86は、メルローの完熟した柔らかなストラクチャーの中にかすかな渋みを湛えており〆の1杯に相応しい優雅な1本。
シガーの紫煙にもまみれてしばしの休息中にも彼らは十分に盛り上がっておられたかと。 Sommelier R