Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ネゴシアン

お盆の期間は、ジムの休館日もありやや運動不足も感じておりましたがここのところは落ち着きを取り戻し週3の発汗は継続されております。
相変わらず現状をキープする為の習慣に留まってはおりますが、とにかく前夜のアルコールを抜くような気分になれることが個人的には重要です。もちろん可能な限りの水分の補給も。
で慌ただしくない時は、少し寄り道でお稲荷さんへ。改修工事が大々的にされているので、流石にこちらは不景気とは無縁でしょうか?僕のお賽銭の額はしれていますが。
昨夜のネゴシアンは
・Gevrey Chambertin’85 Georges Vasseur
前半から少しのお料理に手間取りながらも、何時もながら思うのはスライサーで切り出された切りたての生ハムは本当につまみ食いをしてしまう。パルマの生ハムなのでスタンダードなものですが、通常豚さんの足の半分のものを頂き少しづつ切り出していくのですが外側の固い部分と油の部分の落とす分量が味わいの決め手にもなるような。
残念ながら中盤は鳴かず飛ばずで9月の準備のデスク・ワークが着々と。
後半はやや早めの時間のお越しにお姉さん方の苦戦も聞こえ。
ヴィンテージに辛うじて助けられた、そんな’85のジュヴレ・シャンベルタン。十分ではあるものの、嘗てはカリフォルニアのパワフルなカベルネ・ソーヴィニヨンしか愛でられなかったムッシュは最近はブルゴーニュのフィネスを感じ取られており。
ご職業柄、お盆の時期はお忙しいのは当たり前でしょうからやや間は開かれてはいましたが還暦を超えても未だその霊的な感覚には、頷かずにはいられないと言うか騙せない感覚も。
やはり有名なネゴシアンであると言うことは、それなりに品質にも表れるものがあるような。聞いたことがないものな。
・Grappa Recioto di Amarone Masi
〆は何時もグラッパなのですが、樽熟させられたエレガントなものよりは嘗ての幾分粗野なものがお好みです。意外に最近は見かけないんだよな、当然このマアジのアマローネのグラッパもマールやフィーヌにも見まがう中々洗練された味わいの50%のアルコールです。トロリと流れる感じでしょうか。

            Sommelier R.Imamura