Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ローヌ

本日は食材の買い出しと兼ねて店舗にお昼頃。今回は仕事中に使用する靴の
底が剥がれてしまい、交換の靴を運びに。
プライヴェートでも数足のサンダル等も所有しておりますがドイツのビルクンシュトック社のもの。若い頃は、仕事終わりには足が震えるくらい足に優しくなく挙句にお財布にも優しくない靴を履いていたような。もう、この10年以上この人間工学にも反映されたメーカーのデザインは、ずっくりとした洗練さはないものの楽なものを。
仕事用の靴は4足をローテーションで、修理しながらなので気が付けば12年戦士もおり。微妙な熟成香が漂うかも。
で昨夜のお盆ワインは
・Cote Rotie’97 Rune Rosteing
・Lirac’98 Roger Sabon
予想はしておりましたが、週末ではあるもののお盆らしい穏やかな晩で。まま、数字だけを捉えればそうなのでしょうが久々にお見受けする方や顧客の方々のお顔があったのは前向きに。
出勤前に祇園のお姉さんは、テイスティングを兼ねて。今年のソムリエ協会の認定試験ももうすぐ、今宵はハーフでローヌをお勧めし。
それにしても御年の頃は、私と同じくらいなのですが若く見えます。ですがお人柄は以前の粋に飲まれるというか、綺麗な振る舞いを為されるベテランの域も感じさせ。ぜひぜひ、合格していただきたい。
後半の何時ものドクターの皆様にもお開けしたボトルも含めて今宵は何故かこの暑すぎる晩には似つかわしいローヌでしたが。
ルネ・ロスタン、ロジェ・サボン、ローヌでも優秀なドメーヌは個人的にもローヌのトップの生産者達に作るワインから比較すると非常にお買い得で、且つ満足いく品質を。
ふとパーカーの書籍を開くとこの2つのドメーヌのページは並んでおり。共通のキーワードは濾過をしない、でしたがふと感慨にも。そうね、まだまだ経験も全く無かった頃ローヌに関しても彼の本で勉強しながら仕入れるべきワインも記憶していったものです。
賛否もしながらも、やはり未知のワインに関しては気が付かないうちにも彼に影響されている部分も多大に有ったかもしれません。まま、特にローヌは彼の評価通りやはり実際に試飲した際の印象は決して裏切らないことがほとんどで。ボルドーブルゴーニュではそうは行きませんが。
まま、何れの造り手も自然に柔らかく過度の凝縮感などは感じさせないエレガントな美味しさ。 R