Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

流し

お盆でもあり終戦の日のお休みは、墓参りに。こちらも妻の自宅の裏手なのですが、年に数回しかの為今回は気合を入れてお掃除を。
私の実家のお墓は大きな霊園なので、雑草はそれほど気にはなりませんがこちらは毎回その生命力の偉大さを。
昨年施した雑草除けのネットを剥がし砂利も軽く洗い。新たなネットを敷いて最後に新しい白い玉石を。お昼の日差しに焼かれながらも、清々しく今年も。
で先週末の土曜のワインは
・Dom Ruinart Rose’88
・中央葡萄酒株式会社 Grace Cuvee Misawa’02 白
何とも閑散としたお盆の晩に、やはりお休みの頂き方については悩ましくも。
ただ、それでも最小のゲストでありながらも今宵のお越しに感謝しながらまた、希少な出会いにご縁も感じさせていただき。もちろん素晴らしいワインとの出会いがそれを繋ぐのですが。
もうシャンパーニュが1番だ、そんな思いは私とて。しかも熟成し、飲みごろに到達したものだけと言うのもソムリエ泣かせながらもこれまた理解は重々。
少しこぼしてしまいましたが、プレステージはロゼだけあり甘さすら感じさせ。
三澤さんのこちらもプレステージと言っても良いのでは?白も悩みながらもどうせ飲むなら、私本位の選択かもしれませんが。ここのところシャブリでも上質な熟成に開眼されたようですし。やや、吟醸香漂うこのシャルドネはメルシャンさんとはスタイルは異なりますがこれも日本の誇るもの。
でお腹もいっぱいになり、シガーも2本目の紫煙をあげておりましたらドアの鐘が。意外な登場は、今夜は京都に出稼ぎ?の東京からの流しのギターさん。お名前は”鈴木左千夫”さんで侍姿のちょんまげで、あまりにも唐突でしたが。
軽いお話の中で、僕も何となく応援も兼ねての1曲をお願いしまして。気を良くして私とゲストで結局3曲お願いしました。失礼ながら歌は色々でしたが流石にクラプトンのギターは上手で。30分程の世間話も兼ねた出会いではありましたが、今では日本にも10人ほどの流しの方のお一人のようで。
ちなみにユーチューブにもアップされております、お名前で検索ください。個人的には笑えめした。
祇園にも一人ぐらいいたらいいのに。

             Sommelier R.Imamura