Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

産まれましたか

急激な気温の低下に次男の彩人くんの寝起きの期限が悪いこと。”おかえり”さえも無いのは、親としては寂しい瞬間ではありますが。
で昨夜の誕生のお祝いのシャンパーニュ
・Morey Saint Denis’91 Dujac
・Perrier Jouet Blason de France’73
・Moet et Chandon Cuvee Dom Perignon Rose’75
今宵も非常に長い長い晩に。まあ、それでも御目出度いご報告もありましたので。
久々のムッシュ、小一時間ほどのお手持ちの時間ではありましたがやはり極上を。
こちらのご報告は、奥様のビジネスのスタート。お子さんがまだ確か4歳ぐらいの下の子がおられたはずで。バイタリティも感じられる方だったので解りますが。
それよりも驚きは、僕の知る限りでも最大のヘビー・シガー・スモーカーのムッシュの葉巻を止められたこと。体調の異変が理由だそうですが、コヒーバのエスプレンディドスなどフルサイズの非常に高価な銘柄のみを1日5本くらい燻らしておられたかただけに。
おそらくこの数年でも数千万くらいのシガー代が、消費されたかと思うと嗜好品の怖さが。
でデュジャックのモレの熟成、やや厚みに欠けるものの綺麗な果実味の出方と香りの妖艶さは正にデュジャックのそれ。来年は’91が成人式か。
第3子の誕生は、御嬢さんで。羨ましい限りです、お祝いのシャンパーニュペリエ・ジュエの今ではほとんど、見かけないキュヴェを。’73と言うのには余り意味はございませんが、やはり酒類の中でも個人的には最高の味わいかと思われます。甘く濃密な蜂蜜のニュアンスを醸しながらトロリとした質感の魅惑の液体には華やかさだけでは語れない世界観が。
面識も出来られたマダムのお越しは随分お待ちしましたが、役者も揃ったところで折角なので’75生まれの彼にもうひとつのお祝いのような感じのドン・ペリニヨンのロゼを。
こちらは逆にかなり進んだ印象、アモンティリャードの姿も見えておりましたが若干の状態は否めなかったかもしれません。もしくは僕が大分酔っていた?
その間に行われた、出前のお鮨の争奪戦もまた激しいものではありましたがご馳走様でした。
女の子の産まれた今年の2010年のワインの出来は今の所順調のようで。このままでしたら、おそらく経済の状態もあるかとは思いますが高値が予想され。