Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

忘年会

23日の祝日は、お休みを。長男と散髪と所用を済ませての久々の木屋町通りを南下しておりましたら、やはりこの日は祝日とは言え山口さんの鶉亭さんは営業を。もう数ヶ月もご挨拶に伺えておりませんでしたので、夕方に家族で菓子折りを下げて。”何時、来るかと・・・”そんな感じでのお言葉もございましたが、年内ぎりぎりセーフで何とかの様子ではありました。
で祝前日のワインは
・Chateau Berliquet’96 St Emilion
・Chateau Haut Marbuzet’89 St Estephe
・Bourgogne Rouge’95 Bernard Vaudoisey Mutin 1500ml
・Chateau Gruaud Larose’94 St Julien 1500ml
こちらのムッシュもご無沙汰でした、和食の料理人さんで立派な方ですが失礼ながらも中々の恐持てで。ただ、お話の感じはとても穏やかな方で少し長いお付き合いにもなっておりますが先のミシュランさんでは星もひとつ。まあ、あまり意に介し無い感じでもあられるようではありましたが。
前半から結局お付き合いをしながらのボルドーを2本。相変わらずの感じで次々に私のグラスにも注がれておりましたが、やはり’96のベルリケから’89のオー・マルビュゼに変わると造り手の技量もありますが、急激に甘みをたっぷりと蓄えた熟成した果実の味わいにその場の雰囲気までもが一変する上質なボルドーで。
何とも寂しげな時間を過ごしましたが、今年も後半にいつもの皆さんの忘年会でのご利用がいただけ嬉しく。社長に逆に今年の総括を問われてしまいましたが、何よりも笑顔でワイングラスを傾けていただけることこそが全てではないかと。
相変わらず熱い社員の皆様ではありましたが、グラスの被害は意外にも1脚のみでしたので。
マグナム2本は、後半は必要なさそうでしたがやはりお持ちしていて正解でした。ブルゴーニュボルドーのグラン・ヴァンを’94ながらも。少しづつではありますが蓄えたマグナムは、年末に急速に飲みつくされていきます。
グリュオ・ラローズは、やはり素性だけに若さはあるもののマグナムの良好さを十二分に。ブルゴーニュ・ルージュながらもこの’95が本当にお利口な上品を感じます、残り1本なのが残念なくらいで・・・・・・。
Sommelier R.Imamura