Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ボトル・サイズ・バリエーション

休日は朝から防災訓練に参加させていただきました。9:30集合は非常に辛かったな・・・・。
その後は年の瀬の我が家の大掃除。僕の仕事は庭の排水のトラップの掃除と我が家の脇の空間スペースに他所の猫の糞の完全な除去を。どちらも臭いに癖壁する作業ですが、自身の排水のトラップ掃除は当たり前なのですが他所さんの猫のしつけはちゃんとしてほしいな・・・・。まま、いずれにしても子供たちも遊びながらも床拭きなどを手伝ってくれ夕方はすっきりとした我が家でサッカー観戦中にも関わらず夢の中に落ちてしまっておりました。
で先週末の土曜日は
・Perrier Jouet Belle Epoque’96
・Morey Saint Denis Clos des Monts Luisants’00 Ponsot
・Chateau Calon Segur’70 St Estephe
・Cremant de Loire Langlois Chateau 1500ml
・Bourgogne Rouge’95 Bernard Vaudoisey Mutin 1500ml
・Chateau Calon Segur’93 St Estephe 1500ml
・Chateau Coutet’95 Sauternes
・Chateau Canon’85 St Emilion
この晩は忘年会の二次会のご予約が。ここ数年は、毎年ご利用いただく開業医のマダムですが今回も12名にて。僕のお店のサイズではちょうどテーブルも合わせて頃合いも良いお人数。後はご予算が合われれば是非ともご利用いただきたい!そんな意味でも非常に有難いご予約です。
その前に21:00までのお約束で先日のマダムはプライヴェートのご利用で。女性お二人でお食事も比較的しっかりお召し上がりいただきましたが、ワインもハーフ・ボトルで3本ほど。今回またまた手に入ったアネモネのハーフ、’96はまだやや酸が目立ちますが安心の美味しさで。もちろん3本とも空きボトルはお持ちになられる展開に。
白はポンソのモン・リュイザン、お任せでしたがどちらにしても赤白どちらも必要そうでしたのでセギュールの’70も合わせて。お料理にもお詳しいマダムにも目いっぱいお楽しみいただけていれば良いのですが。最後はやや追い出すような展開で申し訳ないでした・・・・・。
銘柄もそうなのですが、個人的にはボトル・サイズのバリエーションも専門店は必要では?同じ銘柄を2本開ければ一緒かもしれませんが、こんな団体さんには話題の提供にもなりますし何よりも華があります。そして最大の理由は味がマグナムはレギュラーとは少しばかり・・・・・。店側の手間の問題もございますが・・・・・。
いずれにしてもシュチュエーションに合わせて対応出来るようなストックを考え始めるとこれはこれで確かに大変ではありますが。
このラングロワは熟成しておりましたね。ただ、クレマン・ド・ロワールはやはりシャンパーニュに比べてしおうと泡が大きくボランジェの資本になったからと言ってもその辺は現実を。
使い勝手がこのブルゴーニュ・ルージュも本当に良く。’95の熟成感もあり、チャーミングな味わいは女性にも好評で万人受けする愛らしいマグナム。
お強い男性陣はまだまだ飲まれます、そろそろボルドーの力強さも欲しいところでしょうか?’93ながらもセギュールはほろ苦系の味わいで、ゆっくりと腰を据えて飲みたい感じに。
〆はクーテの貴腐ワインを少しづつではありましたが、意外にもこんな甘口とデザートにクレープで包んだスイート・ポテトをお出ししていたのですがこれが好評で。女性の比率が高くなればなるほどこんな心使いもか・・・・・。
後半は珍しくのドクターの皆さんが別団体で。ご無沙汰の方もおられましたが、何時も通りのお人柄で疲れの中でも楽しく今宵はボルドーばかりになったかな?偉大な’85のカノンはレギュラー・サイズながらも流石に飲み頃の味わいをはっきりと。甘い果実のストレートな味わいに余韻のほろ苦さはボルドーのエレガンスを感じさせ。

                    Sommelier R.Imamura