Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

フランス

月末の慌しさに本日のお昼はダイレクト・メールの配送と支払いの目処を立てる銀行周りに。相変わらずの自転車操業に、本当に数ヶ月でもワインの仕入れを止められるのならば止めてしまいたい!そんなやや後ろ向きな感情も。ですが気が付けばもう秋の気配ははっきりと。夏の難しい時期に我慢しておられたワイン商の皆様の売込みが恐ろしく。
微妙に疲れのとれない気分でもございます。
さて、意外にお席だけは詰まりましたが・・・。そんな昨夜のワイン達は
・Vosne Romanee’91 Meo Camuzet
・Chateau Pavie Decesse’79 St Emilion
・Corton Bressandes’83 Tollot Beaut & Fils
毎日のようにワインのコルクを抜き続けておりますが、このところ本当にフランス以外のボトルを扱う機会がぱったりのような?もちろん世界中にも素晴らしいワイン達が沢山造られているのも存じておりますしセラーの中にも実際には3割くらいかな?フランス以外のお国のワインも静かに。
ただ、やはり専門店だからなのでしょうか?個人的な好みもございましょうがこの歴史あるワインの国の逸品にはあまりにも心躍る銘柄が。
そんな気持ちに反応するように、メオ・カミュゼの少しこなれた味わいの’91が。こちらはハーフながらも流石のお味とそしてプライスかと。それにしてもヴィンテージ’91は比較的飲み頃のものが非常に多く見受けられ、そして前年や前々年ほどの強烈な価格には至らないところも合わせて評価してあげたきお気に入り。
変わらずビジネス・ミーティングのようなシガーを燻らせながらのメルローを。パヴィーの評価の上昇に足並みを揃える様に気が付けばこのやや穏やかなシャトーの価格もずるずると上昇を。このクラシックな味わいの’79は個人的には前向きに感じられ近年の厚化粧な彼らの中には見受けられないバランスの取れた柔らかさ。
最終のムッシュは連日のお越しながらも私は本音ではもう酔っておりました。随分以前はカリフォルニアのパワフル・カベルネをお好みの方でしたがここ数年でブルゴーニュ・オールドに変わられたのもアプローチの甲斐があったというものでは。ボーヌ唯一の赤のグラン・クリュのコルトン、何気に抜栓しておりますが冷静に考えれば考えるほどなんとも贅沢なコンフィチール。 Sommelier R