Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

シャンパーニュ

土曜日は長男の小学校のお休みの為、まるで午前中からの嵐のような騒がしさに休息など・・・・・。おまけに次男も中々頑固と言うか。
また、早めのご予約の有無で普段とはやや異なる動き出しは週末の有り難さかもしれません。
さて、やはり付き半ばの週末は穏やかな・・・
・Bonne Mares’87 Deniel Moine Hudolot
・Veuve Clicqout Ponsardin Brut’85
・Bollinger RD’82
・Taittinger Comtes de Champagne’95
ある種のお任せのお料理は、非常に助かります。かなりのハイカロリーなのは、この男性陣にはやや辛い内容かもしれませんが干しイチジクとフォワグラのテリーヌはまったりとした濃密なレバー感が。
お値打ちなボンヌ・マールは、酸のあたりが美しく。オルトさんの今月のパスタ、鰻と牛蒡のトマトソースのフェットチーネとの相性が。
後半のこの3本は、全て異なるゲストの抜栓ながらもやはり祇園街の狭さと言うか。微妙に重なり合うような皆様の関係に幾分難しさも覚えながらも。
偉大な’85ながらも今宵はやや甘みの足りなさをご指摘に。続かれた先生方の合流に今回はプレステージの偉大さをまざまざと。
キュヴェの内容なのかヴィンテージのたった3年ながらも熟成感なのか明らかに蜂蜜のニュアンスがはっきりと。まあ、ですがやはりここには失礼ながら今宵お一人でのご来店のムッシュと美しい女性を伴われた方との状況の違いでしょう。
ボランジェのエール・デェー’82に関しても微妙にリンクしている今宵のこの3組のゲストは、これもまたご常連さんに固執する私のワインバーの現状かもしれません。
お誕生日のマダムにシャンパーニュではありましたが、今宵は先のクラブさんでクロ・デ・メニルを既に2本開けておられたようで。近年のクリュッグの高騰は止まらず、ましてや常識的なプレステージですので危険なキュヴェかと。クロ・ダンボネイはロマネ・コンティクラスですし。
でコントの称号を掲げるテタンジェのプレステージは、こちらも’95の若さがやや。ただ、ここにもプレステージの品質の素晴らしさが鼻腔にのこります。酵母のブリオッシュのような香ばしい残り香がいつまでも。シガーの紫煙のもまた今宵5:00までのやや長い晩への複線でしたが。 R