Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

おめでとうございます、ヴィンテージ’02’79’53

すっきりしないお天気ですが、本日の祝日の金曜日は臨時営業させていただいております。
何時もながら祝日は閑散とする祇園町の縄手界隈です、お時間有られればワイングラスを傾けにお越しいただければ幸いです。
で念願のご子息のご出産祝いの昨夜は
・Bollinger James Bond007’02
・Cote Rotie Les Jumelles’79 Paul Jaboulet Aine
・Cote Rotie’53 Paul Jaboulet Aine
・Zinfandel Old Wave’03 Randomridge
・Colgin Herb Lamb Vineyard’98
前半からお越しの方はどうやらこちらのワイナリーの関連の会社にて以前はお勤めだったそうで。ケーンゾー・エステイトは何だかんだと言いながらも少しづつですが抜栓されております。
大分遅れられましたが、やっと無事お産まれになられた念願のご子息で。ご機嫌なご様子も含めて何時ものお礼も兼ねてシャンパーニュを僕から。何時ものボトルに比べれば明らかに若いヴィンテージですが’02ながらもジェームス・ボンドの特別なキュヴェ。若さを楽しむとは言い過ぎで流石のプレステージのふくよかさを。
紫煙を上げながらの赤を2種とのリクエストに今回も甘えさせていただきました。バーティカルになるのかな?コート・ロティの素晴らしいヴィンテージを。
’79も当然ながらの素晴らしさですが、この’53を飲んでしまうとやはり歴然とした世界観の違いを。’79の余韻に残る未だに強固なタンニンをも感じさせられますが’53は正に完全なる球体と言えるバランスの良い果実の綺麗な甘味が。
後半はカリフォルニアにまた戻るのですが、嗜好がはっきりと感じられ。
珠にはカベルネ・ソーヴィニヨンからジンファンデルも。久々のこのランダムリッジ、もとサーファーのオーナーの仕込む愛らしいキュヴェですが味わいは正にナパ・ヴァレイの太陽の味がはっきりと。
〆はこれまた極上のカルト・ワインを。今宵もこちらのドクターが最終のゲストになられましたが、この所は本当に頻繁に有難うございます。
洗練されたカベルネ・スタイルですが、ややネガティブなヴィンテージ’98ではあるもののオークショナーの彼女が仕込む味わいは先のサーファーのものとはこれまた世界観が歴然かな?まま、嗜好品ですから。
                     Sommelier R.Imamura