Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

そんな世代か・・・

祝日は、ヴィンテージ・バイクのイベント”古き二輪を愛でる会”に気分転換に。長男を連れて行こうと考えていましたが、彼は妻側の動物園の方が魅力的だったようで久々に休日の一人の時間を楽しませてもらい。
それにしても大切に乗られている方々がおられるものです、戦前ほ車両もあり書籍でしか見たことのない貴重なものも相変わらず。
毎晩のように、ヴィンテージ・ワインでノスタルジーを感じさせていただいているもののここにもまた感慨深い心動かされるものもございます。
で、祝前日の色々な晩は
・Taittinger Comtes de Champagne’99
・Satisfaction’07 Celebrity Cellars
・Pernand Vergelesses Ile de Vergelesses’73 Rapet
・Chassagne Montrachet 1er’92 Joseph Drouhin
何か考えさせられる今宵も色々でしたが、先日に続いて顧客のマダムの大きな人生の転換期の知らせを頂きそろそろそんな世代にもなってきたのかな?と。奇しくも’77’78のマダムだっただけに。
まあ、個人的にはこちらのマダムの性格も良く存じていたつもりでしたので前向きな祝杯を差し上げる形に。
高貴なテタンジェのシャルドネは、’99らしく未だまだまだ頑固な姿ではあるもののしばし偉大なワインからは離れておられたマダムにはおそらく。
今宵も甘えてしまい、しかも焼き肉弁当までお土産に。
ローリング・ストーンズをトリビュートしたこのボトル、印象的なミックの唇のあのマークも漆黒のボトルに映え。余りにも若すぎるヴィンテージ’07のナパ・ヴァレイですが、2本目も遊んでしまい。
ラフェの’73のヴェルジュレス、確かに若すぎるワインは様々に変化はしますがやや飽きてしまう。次男の産まれた’07に僕の産まれた’73を、当たり前のようにタイプの違いだけでは片づけられない時の重みとワインの偉大さを今宵も。
〆のワインは合流されるように。赤で疲れた体には、熟成した柔らかさとトロリと滴るシャルドネの滑らかさに救われる感もあります。’90年代の前半の希少なブルゴーニュの白は、中々見かけ難くなっている。赤のように多くのオファーももちろん無いですし。
     Sommelier R.Imamura