Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ECHEZEAUX

梅雨の様子など微塵も感じられない素晴らしいお天気にジムへと久々に。月曜日が臨時の休館日と言うのも相変わらず困ってしまいますが、その加減もあってか本日は沢山の方々が。皆様の目的は色々でしょうが、健康産業の繁栄はこんなところにも。
一応、ワインバーもある種の健康産業とも思いますが・・・・・。
さて、昨夜も連日のブルゴーニュ
・Echezeaux’89 Francoise Lamarche
・Echezeaux’88 Joseph Drouhin 1500ml
やや、お早目のお時間からの吉野からのムッシュもご無沙汰で。お料理の加減で奥様のご利用はまたも先延ばしに為ってしまいましたが、これも致し方なく。それなりに美味しい食材のご準備もあるのだけどな、まあ状況的には否めないかと。
でワインは何とも肉付が良く芳醇な香りが楽しめるヴォーヌ・ロマネ村の中でも最大のグラン・クリュ。他のグラン・クリュが10haにも満たない中で際立つ区画の大きさにおのずと安定感も。ただ、だからこそヴージョのように造り手は吟味してあげなければならない逆の意見もございますが。
このラマルシュの’89は以前オーダー頂いた機にセラーから見つけかねた1本。ビジネス的にもこのクラスは絶対に見落としてはならないボトルでしたので今回は所在ははっきりと。
前半は硬く閉じこもる姿に、いつもの開放感は感じられませんでしたがやはり後半の成長の過程が美しく。偶のこの方との数時間は個人的にも楽しみのひとつで。
強烈のご支援をいただける方もおられれば(パトロンとかではないですが)何故、またお越しになられるのだろう?そんな喜ばれざるゲストが中にはおられるのは確かです。まあ、お客様商売の致し方ない部分でしょうが。グラス1杯で難癖を付けるだけ付けて・・・・・。
で気を取り直しての、普段より随分お早目のお越しに今宵は男性陣のみで。4名様でしたらマグナムを。稀少なグラン・クリュの熟成マグナム。奇しくも同じエシェゾーは老舗ネゴシアンのドルーアン。やはりどうも’80年代後半の偉大な生産年は意外に閉じこもっておりますな。マグナムなのでなお更かもしれませんがゲストからは十分なご評価を。そうだなここのところも’60年代も随分扱う機会があったのでやや進んだ感覚を持ちすぎていたかもしれない。
ブルゴーニュ・ラヴァーにもどの段階のお好みかを見極めねば。R