Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ボルドー

相変わらずの晴天の本日は、またまた伏見のお稲荷さんへ。暑すぎるくらいの気温に参拝の方々もまばらで。2歳児の次男にはお散歩コースとしては悪くはないのですが、ほとんど歩くことも出来ないくらい体力を地熱で奪われているのでしょう。ほとんど汗だくで私が抱っこをしておりましたが。
さて、昨夜はブルゴーニュをお休みで
・Chateau La Lagune’78 Haut Medoc
・Chateau Cantemerle’86 Haut Medoc
世界的にはまだまだ沈静化とは行かない様子ですが、インフルエンザの影響も穏やかに為っているのか5月に比べれば緩やかに早めのお時間のゲストのお顔がちらほらと。
お料理の対応は相変わらずではありますが、数品のお皿でもワインが進まれるお供であれば幸いです。
先日の芸妓さんへのお花代は当然のように付けられていたそうで、私的にはまあノーコメントで。それにしても’45ヴィンテージのムッシュと’84ヴィンテージのマダムと言うのもどちらにしてもある意味での違和感の無さに驚かされますが・・・・・。
で先日と同じ銘柄を求められましたが今宵は手持ちが、ですので申し訳ないながらも左右の違いはありながらも熟成したボルドーを。今月のお勧めのブルゴーニュの完売にボルドーも少しでもはありがたく。
ボルドーのグラン・クリュ街道を進むとまず最初に見えてくるラ・ラギューヌ、幾分穏やかである種おとなしすぎるほどの姿ながらもこの’78は流石のバランスと今だの力強さにやはり作柄の偉大さを感じざる負えません。
残念ながらこの後に’84は中々お勧めし難く。
こちらは珍しく平日に。何時もは週末の印象ですが、ほんのお少しでも有りがたい者で。ま、前回のラクロアド・ゲ’75の精妙な熟成感にも関心を頂けた所以かと前向きに。
で今宵はハーフでカントメルル’86を。ハーフでもある程度の飲み頃がそろえられておりますが、結局あっという間で飲み干されるお二人で。失礼ながらもお見かけする限りこちら様は、かなりお飲みになられる様相が見て取れます。
同じアペラシオンながらもヴィンテージの違いとボトルサイズの違いが、お互いの姿をかなり似通ったものに感じさせました。
どちらのヴィンテージもこれからの将来も期待されますが、今宵久々のボルドーにやや安堵も。
Sommelier R.Imamura