Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ブルゴーニュへ

昨日も朝方までのワインでしたが、何とか長男の登校時間までのは。お昼までのややもったいない睡眠を。
そして強烈な夕立にしばし出勤を遅らせるネガティブな意味での京阪電車でした。どうやらJRは止まっていたらしいですが。
さて、昨夜の微妙な晩は
・J’97
・Clos de Tart’83 Mommessin
・Gevrey Chambertin’66 Desvignes Aine & Fils
今宵は中盤の同業者のマダムが。大抵がお一人ながらもどうもご縁があられる男性陣に素晴らしいワインが振舞われるのですが、今宵は待ち人着たらづの感じで。途中にリストランテ・オルトさんの谷村シェフのパスタのお届けにしばしの談笑も。
私もそうなのですが、谷村シェフもソムリエを兼ねたホール・サーヴィスのスタッフを探しておられるようで。何方かおられましたら。
さて、1:00以降は酔っ払いタイムでもあるのですがお姉さんのバースデイにしてはやや華やかさは欠けるスパークリングではありますがこのJは’97の稀少な1本で。基本的には手持ちは全てお届けいたしますが、失礼ながらもややこの1本のは申し訳ない飲み方になられていたのでは・・・・。
しばらくお越しになられない間にボルドーからブルゴーニュへお好みも。そして最近お飲みになられた銘柄が王様の’99らしく。偉大な当たり年ながらもまだ早すぎるのでは?そんなジェラシーもございましたが、何よりもこちらのマダムにその機会を与えられた方があの強烈なセラーをお持ちの方だったことの方がより興味深く。かなりの豪遊だったような。
で、近年のものは王様にも劣らない評価を得るこのモノポール、この時代は色々言われてしまいますが何時もながら奥ゆかしく洗練された柔らかさに、マダム自身もお解かりのようで。
で、〆の村名ながらも’66を。これはやはりかなりひねた香りながらも際立つ甘みに熟成がもたらすノスタルジーを。おそらく価格面からしても足元にすらのブルゴーニュヒエラルキーではありますが、やはりこちらは飲み頃で攻めるしか勝ち目はないでしょう。
’99かマリッジ・ヴィンテージながらもDRCは確かエシェゾーとプルミエしか手が出なかった記憶が。
それからやや驚かされましたが、お花の贈り物をいただきましたマダムありがとうございます。

        Sommelier R.Imamura