Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ブルゴーニュ

ばたばたとしておりましたこの頃でしたので久々の昼間のジムでした。予定がひとつづつ崩れることにより、たかだか一時間ではありますが伺えないことも。
道中のカーナビのワンセグにてWBCの野球の様子が非常に気になりましたが本日の結果には、ホッと。ですが次回の韓国には如何なものでしょうか?頑張っていただきたい。
さて昨夜は後半まで動きが無く、ほんの数組で数字を立てるような晩に
・Chambolle Musugny’76 Jean Confuron 
・Clos de la Roche’86 Louis Remy
やはりご常連様の動きはブルゴーニュの古酒に偏る場合が。熟成年数は10年の違いですが、ドメーヌの印象は同格かと。ですので畑の格の違いがワインのバランスをとるような感じのする今宵の2本でした。
ビジネス柄、遅めのお食事を私の素人料理とでも言いますか今宵の〆に申し訳ない気もしますが・・・。
数年前までは硬さの目立つヴィンテージ’76ではありましたが、ここのところは柔らかく熟れたイメージの強い気が。今回のジャン・コンフロンは、開けたてはやや気難しく。何かヌメッとした質感が気になりますが、次第に纏まりを持ち始め甘みが顕著に。今宵はお料理の仕上げに追われ、最初にはワインのお付き合いがあまり出来なかったのも功を奏したかと。
アレグラ、ありがとうございます。今年はどなたもお薬をお持ちいただけなくて。大分、症状は落ち着きつつありますがお心使いに感謝いたします。
セラーの中ほどに落ち着いていた、この1本を引っ張り出しながらも今回もワインの表現をあの漫画のようにと冷やかされてしまいましたが、理解出来る部分と微妙な部分も。まあ、半分以上冗談でしょうが。
やはりグランクリュグランクリュの偉大な香りと余韻を持ち得ているもので。個人的には’76の後でしたのでもう少し熟女の色気が欲しいのですが、レッド・カラントやチェリーの香りの中に枯葉や紅茶そしてシガーの香りを閉じ込めて焼き栗やキャラメルなどの甘い世界観へと誘うピノノワールでは。
まあ、こんな感じがグローバルスタンダードかと。きっとここに南の島の光景や特殊な経験の表現がはいったりするのでしょうか?あの漫画ではおそらく共通言語には為り得ないかと。皆様にも理解を求めるのもソムリエの務めかと。 Sommelier R