Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

またもや甘えてしまい・・・

今週は何故かスポーツ・クラブが月曜を臨時休業されていた為、本日のお昼は連日で昨夜のワインを毛穴より。それにしても月会費を頂く業態で施設を開放する部類で何か特別な場合を除いては休んではダメなような気が・・・・。
さて、少しづつお昼間の暖かさが感じられ始め今年も我が家の小さな梅の木にもお花が咲き始め。昨年は妻が梅の実のジュースを漬けておりましたが今年は如何なものでしょうか?
そして昨夜はまたもや甘えさせていただいてしまい。マダムのお誕生日と言うこともありましょうが、並べられたボトルからは最終は選択権はマダムながらも偉大と言われる1本が。
・Chateau Mouton Rothschild’82 Pauillac
どうもこちらのドクターのお越しの晩は、寂しきことも多くお気を使わせてしまい。イッタラ社のガラスの鳥の置き物の愛らしさにワインは厳つさが。
選択肢はジャブレのシャペル’80、ルイ・ラトゥールのミュジニ’83、カリフォルニアのハーラン’00とメイデン’99、トスカーナよりソライア’86にDRCのサンヴィヴァン’92、そしてムートンの’82からでした。
今回は流石に危険でしたので価格順に並べており、答えはゲストにも何となく。ただ、ここは想定しておりませんでしたがすみません・・・・。
幾分、市場の価格も値崩れを感じさせるパーカーのパーフェクト・ヴィンテージながらもそれでもやはり中々手強い価格でしょう。
ですがやはりこれも1度は、飲んでみたいエチケットは最もムートンを印象づける芳醇に実る葡萄の実を背に太陽へと飛び跳ねる羊のモチーフは心魅かれるもので、ただやはり今回も個人的には色々。前回の1本が最も強い酒質に感じられましたが、何度かのテイスティングからは毎回これがパーカーの評価するムートンのスタイルなのだろうか?と毎度。
ワイン単体としては、柔らかくポイヤックと言うよりもドクターのおっしゃられた通りパルメのようで。全体のバランスは素晴らしく、美味しいのは間違えないのですが。
まあ、それ以上に深夜1:00からのこの1本までにマッカランを空けてこられたムッシュはほとんど飲めず。確実に私が半分くらいいただいてしまったことかと。
なので出来る限りのお勉強はさせていただきましたが、それでも・・・・。

         Sommelier R.Imamura