Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

100点

前半から少しづつ動き出し、中盤で久しぶりに団体さんを。今宵珍しくゲストの男女比が女性の多くなる状況になりました。20代後半の独身の皆様の悩みは一様に・・・・。ただ、金銭感覚の崩壊と極上のワインはやはり深夜2:00からの出来事に。
・Chateau Grand Puy Lacoste’83 Pauillac
・Chateau Pichon Laland’81 Pauillac
・Chateau Mouton Rothschild’82 Pauillac
ポイヤック村、ボルドー・ワインの’80年代をビジネスとして痛感させられた晩でした。個人的な好みは度外視ですが、この晩はボルドーの味わいの素晴らしい側面も見受けられ。
連日のムッシュでしたが、少し言うべきでは無い表現もあったかもしれません。お許しを。ランシュ・バージュ、ポンテ・カネと共に現実的な価格でグラン・ヴァンのスケールを感じさせてくれる優等生のこのシャトーは中々の飲み頃に。森のしたばえ、と言う表現がはっきり理解できボルドーの美しい熟成が見て。
2本目はお連れのマダムのヴィンテージの’81を。ただ、今宵もビジネスのお話が強くワインはそう有るべきですが添えられるものに。伯爵婦人の’81はリコルクが’93にされており。まだ、そんな必要性は余りにも感じられませんがもう27年ですか・・・・。コラーゲンが注入されるかの如くリコルクは若さを色々な意味で取り戻しており。
たった1年の違いがワインの価格を10倍にも。まあ、お飲みのマダムも今宵は皆様素敵な淑女でしたがお人柄の違いは価格同様180度異なる印象は否めませんが・・・・。深夜2:00からでもこちらのマダムは私どもでもパーカー100点満点のこのエチケットは2枚目のコレクションにされ。前回との違いはまず、私自身何度かはこの’82はテイスティングさせていただきましたが特別に100点に値する状態であったということ。そして、マダムのビジネス環境が変わる予定であったこと。変わらないのはお連れのムッシュの愛らしい振る舞いと酔いのまわった現実が。まあ、この方々の環境はやや普通では無く金銭感覚は・・・・。ただ、同じ銘柄があるホテルさんでは¥90万だったらしくそちらには手を出されなかったようで。ですが、その価格設定があったおかげで私どもの価格をご理解いただけたのかもしれませんが。 R