Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

大コケ

今年の節分は、鰻割烹”まえはら”さんから恵方巻きをいただき本日は沈黙にて。おまけに今日はバタバタとしており長男の小学校の説明会を兼ねた備品の購入の日で妻は慌しく。
それにしても長男”青龍”は、まだまだ体もそれほど大きくなく特に頭が小さく帽子のサイズがかなり。この部分は私ではなく妻に似たのは幸いでしょう。ただ、頭の中身は如何なものでしょうか・・・・。
さて、昨夜の2月のスタートは
・Montsclapade’95 Girolamo Dorgo
ああ、なんとも月曜日は魔の。1月もそうでしたが、私はどうもスロー・スターターのようで。
幸先の良いマダムのお越しに”2月初ゲストですな”と喜び勇みましたが、その後が全く。結局、何かマダムとの飲み会のような感じになってしまいましたが。
フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア、イタリア北部の秀逸な造り手のジロラモ・ドリゴは在来品種のパイオニアでもある印象が強いですがこのモンテスクラパデはカベルネ・ソーヴィニヨンカベルネ・フランメルローを。バリックも使用しており、正にモダンなフランスを対象とした1本。
ただ、個人的には随分以前は意識にもあるワインではありましたがどうなのでしょう?やはり私のワイン・リストの中では地味な存在であることは否めず。とはいえ、こんなワインを1本お選びになられる方はきっと何となくワインに対する何かが見えておられるような・・・・。
14年の熟成が醸し出すユリの花の香りが洗練されており、まだまだ元気な渋みがゆっくりと纏まりを帯びてくる辺りもまたスイスをもうすぐ近くにするこの冷涼なエリアのテロワールとでも言いましょうか。
と言うことで2月は、イタリアを特集しております。普段はもっと熟成したものが多いような気もいたしますが、今回は90年代のものがほとんどになります。それでも10数年の時の流れを感じられる素晴らしい銘柄が。
特に稀少で市場でもほとんど見かけないガヤの”ガイヤ・エ・レイ”の’92がございます。
赤はトスカーナの人気のブランド・ワインが多数、こちらはお好みで。

              Sommelier R.Imamura