Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

狭いもので

はあ、あっという間の1月も終わり2月のスタートです。おかげさまで1月は一人旅ながら対昨をクリアさせていただき、これもひとえに皆様のおかげでございます。微妙ながらもワインのあてにさせていただくべくお料理も昨年より・・・。
まあ、正念場はこれからでしょうからまた気持ちを新たに今月もよろしくお願いいたします。
さて、本日は15年ぶりくらいでしょうか?偶然の再会はジムでした。この時間のプライヴェートは出来る限りもくもくとメタボリックからの脱出をはたすべく過ごしたいのですが、私の学生時代を知る料理人さんはよく気が付かれたもので。
では先週末を思い出し
・Chateau La Croix de Gay’89 Pomerol
・Barbera d’Alba Azelia Vigneto Punta’99 Luigi Scavino
・Bonnes Mares’95 Moine Hudelot
相変わらずのゆっくりとした前半のお陰でマイペースなお料理を仕上げながらも、落ち着きつつある状況から団体さんのドクターの皆様が。
学会があられるとひとつの選択肢に挙げていただけるのはありがたく。
おそらくの本数も想定の上で最初はニュージーランドソーヴィニヨン・ブランから。ヴォーヌ・ロマネの’97を挟んでポムロールへと。途中お疲れが睡眠へと誘われてしまう先生もお一人おられましたが。
1月はこのラクロワド・ゲを’75と’89のお勧めがございましたが’75のノスタルジーとこの’89のバランスの良さに感心させられ。右岸にはやはりパワーよりもしなやかさが。
アメフトの選手をお連れになられた方でしたが、意外に洗練されたピエモンテを。普段はブルゴーニュだそうですが、選択の意味の見える中々のチョイスかと。
バルベーラとてこのくらいの熟成は必要でしょう。やっとのことの10年ですが意外にネッビオーロにも見まがう美しい香りを。バローロなら後10年は必要でしょうからなおさら。
最終はいつものムッシュ、今宵のマダムはお初でしたが狭い祇園の情報に騙されたー!と言うよりもやはり、の感は強かったですが。
そんな憂いは、ブルゴーニュの繊細にして尚華やかで高貴なボンヌ・マールの極上のブーケにかき消され。

            Sommelier R.Imamura