Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

イタリアン

本日のお昼間は、ジムに。どうも週頭からお料理に追われる晩が続くと疲労感が否めません。通常は40分で500kCalをデジタル・メーターに記されるのですが、本日は450kCalが限界でした。まま、偶には仕方ないか・・・・・。
その後は長男の帰宅時の白い靴下に家族からクレームが。足の裏だけ白い靴下なのに真っ黒で。しかも脱ぐと足の裏自体もまっくろになっていたことに。しばし彼はお風呂場でお洗濯を命じられておりました。と言うことは彼の靴は一体どうなってるのだろう・・・・・。
で昨夜のイタリアンの晩は
・Barolo’98 Azelia di Luigi Scavino
・Montsclapade’95 Girolamo Dorigo
有難いことに前半からお電話が鳴るときは、意外にも集中されることもありお席に限りが。そこにお料理のオーダーがプラスされると、心穏やかにあらずではあるものです・・・・。それでも折角ですので嬉しいことなのですが。
こちらはフロマージュを添えるだけではありましたが、男性陣5名様がカウンターに並ばれると流石に雰囲気はぐっと大人の雰囲気に。白の手持ちが不安を覚える状況ですが、ルイ・ラトゥールのピュリニのプルミエ’00を。グラスでも併用するこのメゾンものは、やはり何よりも安心感が。赤への流れがスムーズに。
選択肢はボルドーブルゴーニュピエモンテだったのですが、’90’71’98の中で’98を選ばれるところにその方の普段のワインの様子が垣間見れるような?プライスもご一緒でしたので。
このアゼリアのバローロは、ですがやはり若いなりにも非常に落ち着いており充実した果実味と余韻のドライなタンニンがイタリアの王を想像させます。実は結構好きなワインかな。
こちらのムッシュもご指定がイタリアだったのです。ご予算の範囲内でお持ちした銘柄の中からフリウリの甘口ワインのピコリットなどで名をはせるジロラモ・ドリゴを。このモンスクラバデは、お恥ずかしながらも葡萄品種構成をほぼ忘れていました。カベルネ・ソーヴィニヨンが主体なのは当たり前なのですが、フラン・メルローか。ボルドー・スタイルなのはやはりテイスティングで証明されるのですが’95はもちろん直ぐに落ちることなどなく徐々にその充実したエキス分を。エチケットにも描かれるバリックにて36か月熟成さっれたこのワインは、奇しくも国内の王手ウイスキー・ブレンダーさんの手元に。作り手側のご意見としてもしばしのお話は興味深いもので。
ただただ、僕は個人的には造り手さん側よりも ああだこうだと偉そうに言いながらワインを飲む側が好きかな・・・・・。

                        Sommelier R.Imamura