Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

流石に週末は

あっという間の10年間でした、昨日の休日は家族でお買い物に。実は結婚10周年でして。かなり無理をしながらの世間で言うスイート・テンと言うやつを。
さて、先週末を思い出しながら
・Chardonnay’99 Forman
・Recioto della Valpolicella Classico Amarone’83 Masi
・Chambolle Musigny Les Feusselottes’89 Christian Confuron
たった一人での週末土曜日でしたが、ご常連さんのご予約に恐れ多くもコースでのお料理を。前もってガチガチに段取りを組んで前半は他のゲストがあられてもチーズとグラスの方でしたので何とか。
申し訳ない気持ちは多分にございましたが、今週末のご予約までいただけたあたりに更に出来うる限りの対応を心がけさせていただき。
カリフォルニアのシャルドネは良い造り手であれば、どれも濃密で少しの熟成でも赤ワインに劣らない飲み応えを感じ得るはずです。
ただ、コースはいつでもは出来かねます・・・・。
フッと空いた時間帯に何時ものマダムはお待ち合わせに。結局3時間ぐらい待ちましたかね?
意外な感じでお料理を”やればできるじゃない”との表現でしたが本音は如何だったのでしょうか?パスタとカルパッチョとブイヤベースでしたが確かに個人的にも有りかと思います。
懐かしいマアジのアマローネのレチョート。’83はお買い得な1本だと。影干しされた葡萄から甘美な世界観が見えるヴェネチアの特別なもの。
何とも後半にかけて週末らしい状況に。これまでも表周りは一人で対応させていただいておりましたので苦はそれほどでも。ただ、後半に多少のお料理がご注文いただけるとこれまたバタバタと。
こちらもいつものお二人にブルゴーニュとブイヤベースを。このお料理は紺野くんの仕込んでくれていたスープの味わいに勝負は既に決まっているような気もしますが出来る限り仕上げも忠実に。サフランと貝類や海老の出汁から出されるしっかりとしたスープにブルゴーニュはやや穏やかかとも思われましたがこのところ感じられる’89の飲み頃の状態と偉大なヴィンテージの後半に於ける余韻の膨らみが素晴らしく。プルミエ・クラスまでは今美味しく感じられる印象が。
はあ、結局6:00まで洗い物やシンク、火口の掃除にプチ達成感を今宵も・・・。 R