Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

紅一点

本日は2月の苦しみを他所に、1月の収支を確認すべく税理士さんとの打ち合わせが。確定申告などの手続きなども含めて頼り切ってはおりますが、この部分もきちんと見つめていかなければ。
それでも兼ね合いの有るお客様からのご紹介での会計士さんは心許せる方のお一人かと。
さて、昨夜は魔の月曜日ながらも2月のこれからの挽回を期待したい流れも。
・Chateau Calon Segur’88 St Estephe
・Recioto della Valpolicella Classico Amarone’86 Masi
・Bollinger Grande Anne’83 1500ml
こちらはご依頼いただいておりました、’88のセギュール。何となくの値切り交渉を受けてしまいましたが、まあお相手のマダムが’88ならばおそらくお若い方々かと思いもしましたので。
充実した果実味の’88のボルドー・グラン・ヴァンは若いながらも出来の良さと何処かしらに色気も醸し出す頃かと。
個人的には、連絡すれば手持ちをお持ちのエージェントの女性担当者の良い意味での抜け目無さにも勉強になります。
嵐の前の静けさとは私とて。当然、今宵のムッシュもまさか後ほどの事態は想定すら。
ゾルム・ド・ペズ’95の筋肉質な味わいに次が促され。結局、使い勝手の良いレチョートは’86と言うこともあり。ポートの如き甘さはやはりこの造り手には期待は出来ませんが、逆にボルドーからの流れとしてはこの可憐な酸味の中に奥ゆかしく閉じ込められた淡い甘みは癒しかと。
そんな優雅な時間も競合される企業の社長さんを含めてその取引先様の一行11名様に・・・・。一応、どちら様にも状況は確認いたしましたがこれもまたご縁かと。有る意味、追い立てられてしまうような様相に申し訳無く。
さて、この11名様はジェントルながらも合流された芸妓さんに羞恥心もやや薄れ。日本全国から集まられた方々だけに北は東北、南は鹿児島でしたのでお気持ちも。
さて、うーん忘れ去られたグラン・ダネ’83のマグナムは使わせていただきました。曰くつきながらもマグナムならではの華やかさと実利を伴うそのボトルの中に閉じ込められた柔らかく繊細な泡は未だ優雅に。円く円く甘みを際立たせるシャンパーニュのエレガンスの極みはボランジェならではの骨太の味わいで。

Sommelier R.Imamura