Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

レチョート

暖かく晴れ渡る空に花粉さえなければ最高のお昼まではなかったのでは。週半ばの買出しに今週の前半の寂しさを痛感いたしましたが。
それはさておき、どうやらまたもやワイン業界には不穏な。最愛のイタリアの造り手の彼のワインがどうも正規エージェントの変更のようで。しかもまたもやあのエージェントへの移行は、価格の高騰を招く恐れが。どれほどの量が売れているののかは解かりませんが現行のヴィンテージでもおいそれとは手が出せないものだけにクリスタルやコント・ラフォン、ボノー・ド・マルトレのように為らなければ良いのですが・・・・・。
さて、昨夜はまだまだゆっくりですが素晴らしいワインも
・Recioto della Valpolicella Classico’95 Juiseppe Quintarelli
・Clos de Vougeot’86 Christian Confuron
今宵は割烹さんにてお食事のムッシュは、珍しく酔われたようで。それにしても昨年11月の閉店からこの3月の新規開店とは中々だな、と新たな展望を模索される飲食に携わられる方々は沢山。
極限の縮小をしてしまった私には選べない選択肢ながらも、私の場合は毎月毎月着々とストックされていくワインの棚は増えてはおりますがこれが投資かと思われます。
さて、〆の1本はマダムのお気に入りの極甘口の赤。ヴェネチアのレチョートも幾つかお飲みいただきましたがこの最上の造り手は今回がお初で。アマローネなどでももちろんヴァルポリチェッラですら他の造り手を凌駕する、もう一人のイタリアの特別な造り手は、正に甘美な濃密な世界へと。トロリと滴る干し葡萄からのエキスは正にxxの雫かと。
マダムの中国からの帰国で久々のお越しのムッシュでしたが、協賛される華灯篭が待ちどうしい限りで。
変わらないブルゴーニュは、今宵はグラン・クリュを。クロ・ヴジョ、先の1本はまだ落ち着きが見られませんでしたが今回のボトルは伸びやかに熟した果実の甘みが心地良く。
不思議なことに花粉の症状を気にしてかワインを抑えておりましたが、飲みだすと何故か回復しここからがご一緒にシガーまで手を伸ばしてしまう始末で・・・。 
    Sommelier R.imamura