Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

飲み負け

連休明けに何とかジムで体内のワインを放出したい!そんな思いが寝ぼけ眼の状態ながらも体が。
昨夜は夕方からの雪とも雹とも雨とも言えないお天気に嫌な予感は的中で。前半は泣かず飛ばず。そして中盤から最後まで飲み続けでしたが、少し疲れていたのでしょうか?
・Chateau de Marbuzet’86 St Estephe
・Chateau Prieure Lichine’93 Margaux
・Laurent Perriere Brut’85
・Beaune Boucherottes’77 Louis Jado
・Valle Hermoso Cabernet Sauvignon Gran Reserva’88 La Mancha
こちらが今宵はお客様を呼ぶゲストだったのでしょう、’82のマダムはどうやらムートンなどを開けていただいたムッシュとは終わられたようで。結局、元の鞘に・・・・なのでしょうか?男前は羨ましい。
さて今宵はボルドーを2本。マルビュゼの’86は今回も硬さを残しながらも充実した果実味に豊かな甘みを後半は。
ハーフの’93はアペラシオン・マルゴーのしなやかさを十分に。意外に流れも綺麗に取れておりチーズと蜂蜜に終始されるマダムには何時もながら。
連日のムッシュは、考え事が幾つか有られるようで。まあ、お立場上無いほうが嘘でしょうから出来る限りのひと時であれば幸いですが。
シャンパーニュの熟成も’85の辺りもまた飲み頃に。つい数年前まではどうかな?と思っていたものもここから姿は大きく妖艶に。
’77のブルゴーニュは、心ながらも新年の。卑下されるヴィンテージながらも薄く淡すぎるこの色調にゾクゾクさせられるのは私だけでしょうか?とろけるような甘酸っぱさにブルゴーニュ・フェチも一般的な方とは異なるかも。
最終は先日の後輩も合流する形でスペインの’88を。お値打ちに熟成感に予想以上に洗練された味わいは実はテイスティングを兼ねたものでした。ラマンチャ、太陽が想像される地かと。
この時点でもうムートンのマールにも手は付けられておりそろそろお疲れの状態でした。後発の後輩に飲み負けてしまう様相で、申し訳ない感じでしたが流石に若さとこのところ鍛えられているのでしょう。ほんの少し頼もしさもありますが、ここからの彼に期待したい。

     Sommelier R.Imamura