Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

飲みすぎに

何となく動きに精彩が無く未だ生きを吹き返していないような私のカウンターですが。そんな形で今週は理想的な二日に一度のスポーツ・ジムに通うことが出来。ですが体重計の数字は以前それほどの変化は見て取れません。
さて、昨夜はやはりまた気を許す方のご来店に飲みすぎてしまう形に。後半もお付き合いの様相でだらだらと長い夜を過ごした気もします。
・Vacqueyras Reserve’00 E.Reyneaud
・Tignanello’96 Antinori
年末のカロン・セギュールのオールドの垂直も記憶に新しいムッシュですが少しだけお預かりしていたお支払いを律儀に。何ともありがたい限りです、お早い対応は。
連日のレイノー家のワインにこれもまた贅沢ではあります。ヴァケイラス、シャトーヌフを本拠とする彼らのワインの高騰に造り手の技量をはっきりと感じさせるエレガントなローヌ。ムッシュご自身にはもう既にお勧めしていた気がしておりましたがお初だったらしく失礼いたしました。
また、先日他店にてローヌのグラムノンの’98を楽しまれたようですがスタイルの違いに明確な反応を示される辺りにも機会があればまたこちらとご一緒させていただきたいジャック・レイノーの逸品を。
2本目は少し厨房にてパスタを仕上げている間に見つけられたトスカーナを。オルトさんよりいただく金華豚のトマトソースのパスタを少し茹ですぎてしまったようでご指摘いただき、またひとつ課題を。
ソースのお味が素晴らしいだけに申し訳なく。
このイタリアの特別な1本はお好みのようでしたが、実は今回あるバーさんの流出を何本かいただき。どちらさんも時代の流れにも翻弄されておられるでしょうが出来る限りこんなことにならないようにがんばりたいですが。イタリアのトスカーナのものに何種かお値打ちのものがありソライアやサシカイアそしてヴェネトの甘口の赤を数本。状態の確認も兼ねたテイスティング価格にて思わず開けてしまいましたが懐かしいですね、この’96の辺りが個人的にもイタリアワインをダイレクトに扱わせていただく機会が多かっただけに。
いまでは信じられないほどの高騰をこのエリアも招いているボルドーとも見劣りしない上質なサンジョベーゼにカベルネブレンドした洗練された1本。

             Sommelier R.Imamura