Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ジャド

早くも12月の半ばを通り過ぎ、やはり少しづつ年の瀬のご挨拶もちらほらと。終盤に向けて私は個人的に年間15回は確実に長男と共にお世話になる散発屋さんへ。
今のところ頭はまだ薄くなる気配はございませんが、隔世遺伝と言うものを信じたく。
さて、昨夜の私はやはり前半の寂しさの後の中盤の集中されるゲストに思わず営業時間の設定の問題点すら感じさせられましたが。
・Henriot Brut Rose’89
・Nuits St Georges Au Budot’87 Louis Jado
・Clos de la Roche’94 Louis Jado
前半は画伯のご来店にしばしのゆっくりとした時間ながら、ありがたいことに作品のディスカウントのお話は少し穏やかさを。相変わらず暖かいタッチの作風でしたが、すみません今回のものはやや好みでは無かったような。芸術の部分ですのでワインのお好み同様に。ただ、ゲストの皆様にも受け入れていただけつつあるものであるのも嬉しい限りです。
さて、年末のご接待も兼ねられたいつものムッシュは今宵は4名様で。今年は大晦日のお約束はいただけませんでしたがご自身の会社の忘年会も含めて変わられないご発展に一段と。
シャンパーニュはミレジム・ロゼ’89にて。爽やかさの中に熟れた複雑さは’89ならではの味わい。後、5年もすれば一段と異なる世界観を表現いたしますがきっかけはこの辺りにて。
赤はもう1年でも数字が進んだものにて。’87のブルゴーニュも少しづつ手持ちがなくなりつつ。ニュイと言う表現が直ぐに出てこられたマダムのコメントに”イチゴの香りが”と言うのもワインへの皆様の成熟度合いの洗練が見て取れます。
一応、帰られるフリながらのお帰りはお二人で、奇遇のご常連さん同士の合流にて若いながらも今度はグラン・クリュにて。それにしても大手ネゴシアンは広範囲の素晴らしい畑を所有しているものと関心いたします。やや、まだまだハードな印象も残しますが上質な質感は果実の緻密さを織り成し、男4人のおかしな話には十分すぎるものかと。
ところで皆さんは京都とは何処までの範囲を理解されますか?まさか四条より南は京都ではないとは思われては・・・・・・。ちなみに私は伏見稲荷に住まいをローンにて。

             Sommelier R.Imamura