Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

グラスだってブルゴーニュは特別を

意外に動きがあった週明けの月曜日は、お客様のお顔ぶれはどっぷりと祇園カラーでした。ここのところ、どおも深夜1:00以降の詰めに甘さが見られておりましたのでふらふらになりながらも4:00まで。流石、シェフは若さが活き活きとしておりダウン寸前の後半にも頼りになるマッチョな奴です。
さて、今宵もお一人にてお越しになられるご常連さんが何人か。皆様様々なお好みのワインがあられるのでしょうがボトル同様グラスでも、強迫観念にも通ずる特別なものを・・・・・・・・。
・Volnay Clos de la Barre’96 Louis Jado
大きなサイズのネゴシアンのジャドですが、畑によっては驚きを覚える素晴らしいワインもたくさんございます。今回もモノポール(単独所有畑)のクロ・ドラ・バレ。フランス語は、良く解からないのですが直訳では棒の畑とかになるのでしょうか?
ある、エージェントさんより若干のラベル破損の為プライスが落ち着いていたこの在庫2本のワインはグラス・ワインでテイスティングが為されます。やはり、ボーヌのエリアは果実味主体黒砂糖のようなざらっとした甘みにカカオのニュアンスを閉じ込めながら伸びやかな余韻を誇りました。
ヴィンテージ’96もやっと10年の熟成を経てボトルでも楽しめるものが出てまいりました。先日のデュジャックのボーモン’95を残念がられたムッシュでしたが今宵の甘美なピノ・ノワールには文句なく。事実、結局わたしが半分でしたがボトルが空いておりましたので・・・・・・・・・・・。
そんなことをしていると、後半にしわ寄せがきつく忍び寄っておりました。

               Sommelier R.Imamura