Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

マグナム

うーん、ビル自体の問題なのですかね?1Fエントランスにディスプレイしているワインの空ボトルとワイン樽なのですが、勝手に持っていかれるかたがしばしばおられ。以前は照明器具や葡萄の樹の植木などモラルの欠片も・・・・・・。残念な限りです。
さて、10月の後半をご常連さんに助けられぎりぎりの凌ぎを削るような毎晩に。まあ、それでもこんなに少ない組数のゲストながらも中々の数字の影には皆様に感謝の限りで。
・Gevrey Chambertin’96 Jean Louis Trapet
・Chateau Lagrange’67 St Julien 1500ml
昨夜も長い夜に結局帰宅は5:30ごろに。驚いたことに自宅のダイニングの電気が煌々と付けられており、まさか嫁の夜更かし?と思いましたが長男の青龍くんソファーで寝込んでおり。昨夜はベットにははいったようなので恐ろしく早起きにてまた寝てしまったようで。
かなりご無沙汰の彼女ですが、今夜は面白いフレーズを。以前は”私は’80年代以前のものしか飲まないわ”。確かにそんな彼女でしたが、時の流れと共に今宵は”時代も流れてヴィンテージも変わる”そんなようなことを。
そうですね,個人的にもいつまでもオールドばかりを見つめているのはどうかとも思いますが色々考えさせられます。
ムッシュのお越しを待ちながらアイス・ワインを空けてしまいました。結局、6名様の大所帯で。先によそ様にてお持込のワイン会をされており今宵は随分飲まれており。ただ、今宵のリストの中にはボルドーが無く。それでラグランジュを。こちらも”最近、マグナムが普通に見えてきた”とのコメントに素晴らしく。確かに6名ならば普通に1500mlくらいは。ただ、ソムリエとて中々扱わせてもらえる機会はない方が多いのでは?個人的には意識も好きだと言う部分もあるのでお勧めはしばしばしておりますが。
そして”ラグランジュの’80年代以前はあまり良くないのでは?”そんなコメントも面白いですね。確かにサントリーさんの所有が’83からですので。ただ、正直ギリギリかな?と言う印象ながらもブルゴーニュ・ラヴァーの方々には理解もあられたのでは。
ただ、このボトルはあるご夫婦にお勧めしたい1本でしたがマダムのヴィンテージでしたので。少し残念さも。
結局、最終はお姉さんがたお二人に朝方までのお付き合いで。

          Sommelier R.Imamura