どうも気が許される方のご利用時には、景気の動向のお話になってしまう現状ですがよろしいところもあられれば悪しき場合もございましょう。
さて、昨夜もメリハリの無いダラダラとした晩になってしまいましたがこれも現状を理解せざる負えない姿だったのでは。
・Ｖｏｓｎｅ Ｒｏｍａｎｅｅ’９６ Ｄａｎｉｅｌ Ｒｉｏｎ
ニュイの造り手の中でも比較的プライスも落ち着いた、酒質も安定感のある優等生的なドメーヌかと。
そろそろ纏まりかけたスタイルが一段と洗練されてくる段階の’９６のヴィラージュ。より大胆な表情が見て取れる快楽的な味わいにこのアペラシオンのポテンシャルの高さは当然のように見て取れますが、ランクが上がると高嶺の花で。
ただ、いつもはカリフォルニアであったり若めのボルドーをイメージさせるマダムが今宵はブルゴーニュで。とのお言葉にはぞくぞくさせられるのはソムリエの病気でしょうか。
そんな落ちついた流れから結局深夜の祇園街の長いお付き合いになってしまいましたムッシュ、こちらも気が付けば１０年来ですね数々の女性遍歴に浮名を流す方ですが今宵も変わられないお姿にお元気だなあ、と。はあ、６５歳か。
５：００でした。
Ｓｏｍｍｅｌｉｅｒ Ｒ．Ｉｍａｍｕｒａ
