Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

長い週末の夜

先週と今週のお休みは、紅葉も良かったのですがコスモスの鮮やかな花の色に癒される休日に。北山の植物園も良いのですが、宇治市の植物園は個人的にはお気に入りで。少しドライブがてら、遅めの昼食を併設のレストランでいただき園内を散歩気分で。
さて、先週末の土曜日は終わらない晩に。結局、帰宅は残された仕事もこなしたこともあり気が付けば8:00でした。
・La Sirena Cabernet Sauvignon’04
18:00からのご予約で、テーブル席の4名様からのスタートに前半からお席が詰まっていく状況に。ワインのお渡しのお約束をしていたマダムのお越しが19:00すぎでしたので、このことも考えておりましたが最後の一席にはお掛けになられず結局お渡しのみになってしまったりと申し訳なさも。
ただ、やはり前半はお初のご利用の方も多く中にご常連さんが含まれてきて中々ナイーヴな形にも。また、お若い方なのでしょうか?幾分難しい価格のご提示にミュスカデを抱えていたのも救われるアイテムでした。
そして、21:00ぐらいからが面白みが出てくるのですが予想以上に早い展開でのお越しのドクターにお席は、追加の椅子にて確保させていただくぎりぎりの・・・。ただ、予定では大分酔いも感じられたワイン・ラヴァーのムッシュの引き際が想定されておりましたがこのあたりも上手くいかないもので。
カリフォルニア・ラヴァーのマダムには、一通りの上質なカベルネは。おそらくはスクリーミング・イーグルくらいではないでしょうか?お飲みではないトップ・カルトは。
そんな中探していたのはこのラ・シレナのカベルネ・ソーヴィニヨン。ハイジ・バレットの仕込むこの美しい人魚なのかな?ラベルに包まれた1本は中々見つからなくて。西村さんから分けてもらえましたが、なかみにも外側にも満足出来るものが必要かと。まあ、ワイン・メーカーでそうそうたるワイン達を仕上げる彼女のワインは流石に香り華やかに濃密でジューシーな。
流れで類は友といいますか、ご常連のマダムのお越しに’85のニコラ・ポテルが開けていただけたのは余分でしょうが、ありがたく。

           Sommelier R.Imamura