Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

神様、ああ神様・・・・・

昨日の休日は温習会に。煌びやかであり、そして祇園街の兼ね合いと言うか同業者の皆様のお顔の多さにも繋がりの深さを感じざるおえず。乞いにしていただく芸妓さんの登場が最終の演目の為、次男の授乳と長男のお手洗いに糸は切れてしまいお席を立たせていただきました。
さて、先週末の土曜の記憶を辿りながら。
・Chateau Olivier’88 Pessac Leognan
・Puligny Montrachet Sous le Puits’96 Verget
・Bourgogne Rouge’88 Henri Jayer
・Domaine de Chevalier’87 Graves
何とも依存したビジネスと言うか今宵は売上の9割以上を医療関係に委ねる晩に。
名古屋からのMRさんはプライヴェートにて。20年の熟成を経たグラーヴの白は酸のニュアンスを果実の甘みに一体させながら穏やかにそしてエレガントに。価格も考えると随分お利口な1本。
二組のご夫婦にてお楽しみになられる光景は、おそらく最も絵になる姿のような。ましてや極上のワインを2本。ヴェルジェのピュリニーは先のボルドーとはまた異なるシャルドネの濃密さをしっかりと。ギファン・エナンの巧みで緻密な仕込みにブルゴーニュへの畏敬の念を。
おそらくターゲットは幾人かおられたのですが、今宵も先生に甘えてしまいました。すみません。神様はジェネリックですら飛び上がる価格になってしまい。それでもお安く感じさせてしまうのも恐いところですが・・・・。正に伸びやかな甘みに熟成の美しさと飲み頃の味わいを感じさせられます。このクラスだからこそ、今正に。以前いただいたあの特別なプルミエの’88は、まだ早かったのですから。今月の目玉は流石に期待を裏切りませんでした。そして早すぎる時間帯にシガーを甘えさせていただいたことにも一言触れておかねば。
後半のいつものドクターは、またしてもマグナムを。シュバリエのこの時代の赤は色々言われますが’87辺りは中々熟れており飲み応えがあるかと。いつもより幾分若い研修医の先生がたを引き連れておられるのにもぴったりな2本分かと。まあ、そこからもう1本オーストラリアのパワフルな赤に行かれる辺りがこちらのお強さを伺わせております。
あと、前半のマダムにはシガーをお楽しみいただきましたが少しお疲れになられましたかね?すみません。R