Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

律儀な

驚いたと言いますか、本日のお昼間に我が屋に呼ばれざる訪問者が。まま、5年くらいは経つのでしょうが我が家は外観の似た新築の家が3件軒を連ねて建っているのもありますがお隣への訪問者のお友達が我が家に何も言わずにダイニングまで。
ダイニングで気が付かれたのか、”間違えました、お隣と”と言う感じで出ていかれ思わず笑ってしまいましたが女性でしたのでまだ。男性だったら、妻と子供たちだけでしたら微妙な感覚にも襲われます。玄関の鍵はやはり閉めないといけませんかな。
で先週末土曜のワインは
・Meursault’96 Verget
・Taittinger Collection’83
連休ではないですが、祝日などでお人によってはやや中期の連休になられる方があられる時の僕のカウンターは微妙に穏やかな展開が多いような。
先週もそうでしたが今週も週末は平日よりも閑散としており、中盤まで気持ちよく進んでいた状況もやや足踏みかと。
何時ものムッシュ、本当に律儀な方でまましがらみの中での説明を兼ねた形でのご利用を。祇園町のお姉さんも営業時間中に抜けてお越しになられるくらいなので、意味深な様子も推測されます。
最近はあまりその名を聞かなくなっているような?以前は白葡萄の魔術師のような扱いもあった気もしますが。ギファン・エナンの少し熟成したムルソー、個人的な印象は嘗てシャブリのワイン会を催した際に感じられたやや早く進む味わいと同じ感覚で。おそらくは未だ硬さを残す’96ヴィンテージながらも香りのひらき方は、このボトルは既に。ただ、幾分期待するほどのトロミに欠ける村名の1本。
その後の流れでお付き合いされ祇園町へと。ただ、今回はクラブさんにもお手持ちのシャンパーニュの頃合いが良いものがなかったのでしょう。’83ヴィンテージの拘られたのも、深い意味がございましょうが流石にドン・ペリニヨンやサロンまでは難しく。それでもテタンジェ・コレクションとはこれまた贅沢で。今宵、個人的にも久々に’83のコレクションのテイスティングはさせていただきたかったのですが致し方なく。
きっと極上の洗練された姿に熟成をしていた筈でしょう。
暇ながらも心穏やかではない晩だったような、後半はやっと最近の読書が1冊最後まで。”ウィルバーフォース氏のヴィンテージ・ワイン”ボルドーのみの登場でしたが、偶には気分転換のフィクションも。R