Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

祇園祭りって・・・

週頭の祇園祭へと続くこの2日間は中々厳しい思いを。昨夜も土砂降りの中歩く浴衣姿の女性に可哀想な気持ちまで抱くくらい・・・・。
中盤のご常連のムッシュとシガーを燻らす、有る意味優雅な・・そんな過ごし方もある晩で。
・Tapanappa Whalebone Vineyard Cabernet Shiraz’03 Bollinger & Lynch Bages
ボランジェの正規エージェントのアルカンさんからオファーを受けたこの南オーストラリアのワインは、立場上一度は試してみなければならない1本でした。それにしても評価と実力もシャンパーニュでは十分に確立されておりシャンパーニュのアヤラ、ブルゴーニュシャンソンとその存在感を十二分に。そこでオーストラリアに手を伸ばしているとは知りませんでした。ましてやボルドーのあのランシュ・バージュと。肩書きだけでも、それは美味いに決まっているそんな銘柄。あとは好みの問題だけかと。
確かにカベルネ・シラーズ、濃密な味わいのシラーズにカベルネを加えることにより、高貴な香りと強くタニックなストラクチャーを求めることが可能でしょう。そして何よりフランスが誇る2つの最上の造り手が手掛けることによるエッセンスはまた新たなエリアからも可能性を十分に感じさせ。
濃密な果実味に熟れたタンニンは、お互いのシガーの消費時間を格段に加速させロバイナのフェイモスのミディアム・サイズながらも思わずパルタガス・セリエD・No4まで手を伸ばす始末に昨夜のゆっくりは想像されるでしょうが。
さて今宵、宵山は如何なものでしょう?

              Sommelier R.Imamura