Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

暇疲れ

先週末の土曜日を思い出したくはないのですが。前半から飲みの状況でのご利用からのスタートでしたが、何のことは無い本当に土曜ですか?と言いたくなるくらいの中盤の静けさに1:00までの覚悟は致し方なく。
上手く行かない時は、悪いことが続くもので0:00過ぎのゲストは6名さまでありがたかったのですが、1:00過ぎのご常連さんの数組のお席を確保できない皮肉な、物理的な問題に現実を。
救いは最終のドクターが狭いながらも、テーブルにお座りいただけたのが唯一のソムリエらしい瞬間を与えてくれたような・・・・・。
・Santenay La Moladiere’96 Muzard
・Vina Tondonia Reserva’96 Rioja
どうやら、看護婦さんのご結婚のお祝いの会の3次会ぐらいでしょうな?いつもならもう少しお人数も多いところですが、流れ流れて4名様にて。
ブルゴーニュからのスタートはいつもながらで今宵もグラス対応も兼ねるサントネイのプルミエで。’96のミュザールは本当に緻密な酸が綺麗で柔らかく果実味が迫る贅沢な逸品。飲み疲れて気持ちを切り替える上質なこのボトルにマリッジ・ブルーは・・・・・・。
二本目からは、先生の何時もながらのお誘いにお付き合いする形で。今宵はテーブル席でしたので、度重なるお誘いにお席を共にさせていただきましたが甘えついでと言うのでしょうかシガーまでお許しいただき。
リクエストはスペインで、ヴィンテージの頃も合わせてリオハの古参の造り手を。この辺りのリオハは個人的には理解が可能な味わいで、より進んだ味わいの嘗てのリオハにはノスタルジーが満載すぎるくらいの印象しか残らないものも。’90年代後半からの劇的な進歩はイタリアを追いかけるようなフランスを隣に位置するヨーロッパの代表的なワイン産地に位置づけられる本当の意味での。
ブルゴーニュのような研ぎ澄まされた美しさとは異なるものの、太陽の味わいを真っ直ぐに表現しかつティピカルなテロワールを感じさせるスペインのリストに1本は収めておきたいワイン産地リオハかと。
後半は相変わらずですが、数日後に人妻に為られる彼女には問題な行動を起こされる先生には・・・・。それでも問題視されないムッシュには、本当の意味での人望が有られるような。そこに力関係を見せられない彼だけに。間違ってるかな?  Somelier R