Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ご依頼の

金曜日はご依頼をいただいていたワインの引取りがあり、正直売上にも繁栄されるいかつめの銘柄であっただけに穏やかな週末ではあったもののそれなりに・・・・。
やはりこのところの祇園街でも頻度は芳しくはないものの、ここぞのお力は’70年代中ごろから’80年代前半くらいまでのお姉さん方に委ねられるかと。今回は’78ヴィンテージの少しお付き合いも長くなるチイママさんのヴァースデイ用にラトゥール、ムートン、オーブリオンを全て’78にて。高騰する五大シャトーにラフィット、マルゴーは敬遠させていただいたのはこちらの思惑もございましたが。出費も大きいもののここぞで十分なお仕事料をいただけ、これも何かのご縁かと感謝の気持ちを。
偶々、今宵ご利用のお姉さんも同じく’78の方がおられシャンパーニュの魅惑の世界を知られたマダムに数ヵ月後のヴァースデイが繋がればと願うばかりかと。
・Luce della Vite’95 Frescobardi & Mondavi
今宵、特別なワインは後半に。終盤に動きが無く、流れ流れてのムッシュは今宵も素晴らしいワインを。オーパス・ワンのヴィンテージとプライスに食傷されイタリアのページのモンダヴィを見つけられ。’94’95’97と並ぶオーパス・ツーに多少の現実感を見出され。若い段階から近づき易いバランスの取れた味わいに安心感を堪能させてくれるルーチェ・デッラ・ヴィーテ、ぶどうの樹の光と言う何とも素敵な名からも想像されるトスカーナの極上は余韻のタンニンが逆に増していたように感じさせられましたが繊細な甘みに気を取られそこまでは嫌味も無く。
どうやらお話の流れは、危険な関係のお三方がフィレンツェへの旅行を計画されていたようで・・・・・。そんな形にもワインの世界観は耐えうるものかと。

              Sommelier R.Imamura