Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

白がオマールに

この週は意外に動きがあり、腰のヘルニアが再発でもしたかのような痛みを。極上の秘薬のワインをいただきながら忘れさせられる昨夜でもあり。
・Vosne Romanee’76 Jean Pierre Mugneret
・Nuits St Georges La Perriere’90 Henri Gouges
・Chateauneuf du Pape’96 Henri Bonneau
・Cuvee Campanario’96 Abadia Retuerta
・Reserve de la Comtesse’87 Pauillac
久しぶりですね、ロマネ・コンティのお取り置きはお忘れのようで。嫌味ではないですがヴィンテージを揃えてヴォーヌ・ロマネを。豪快なムッシュなだけにまあ、悪気はないでしょう。最後の1本の彼も十分なパフォーマンスを、奇遇ながらこちらのお姉さんのバースデイ・ヴィンテージで。
遅めのお食事にムッシュは、海の幸でカルパッチョとオマールを。一匹のオマールを半身お裾分けいただけ。今宵は白でしょう、ブルゴーニュの熟成を。ニュイ・サン・ジョルジュの白は稀少なものでアンリ・グージョしか仕込んでいなかったのでは?’90の熟れた熟成感は酸とのバランスが取れ生魚とも濃密なミソの部分のオマールとも相性は良かったのでは?残念ながらバック・ヤードで掻きこむようにいただいたのは・・・。
足りられないワインにシャトーヌフまで。アンリ・ボノー、特別な彼は若さはありながらもエレガントに柔らかい造り手。後半はばたばたと少し残されましたが。
カリフォルニアの力を好まれるムッシュ達は、悩まれながらもスペインの高い評価の造り手を。中々’96のスペインも珍しく力の中にジャムのような甘みを感じさせるドライ・フルーツ感が鮮やかで。
ああー、やはり今宵は後半まで。お付き合いにも変化があられたのでしょうか?いつものお姉さんではないのが・・・。期間も開いてしまいましたので仕方はないのでしょうが。相変わらずのかみ合われない会話ではございましたがピション・ラランドを小さく纏めたこのコンテスは’87が小気味良く一段としなやかさを。微妙な深夜ではございましたが今宵も酔いました。

            Sommelier R.Imamura