Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

0.8ヘクタール

今年は例年に増して花粉の症状がひどく。毎年、服用している市販の薬が見つからなくどうも体に合わないものを飲んでいるような。この時期はいつも以上にアルコールに反応する後半に昨夜は、飲み負けてしまいました。
・La Romanee’84 Bouchard Pere & Fils
・Echezeaux’84 Leonce Bocquet
・Pol Roger Brut Rose’86
衝撃的な発言をされたムッシュにやや驚きましたが、事無きを得られたようで安心を。そんな訳ではないですが、久々でしたしテイスティングも兼ねて最小のグラン・クリュ・モノポールを。ロマネ・コンティの畑に接する近年やっと復活の様子のラ・ロマネ。近年のものは残念ながら手にとることすら出来ないくらいの異常な価格に未だ未経験で。ただ、評判のいまいちなこの頃のブシャールのオールドやルロアの’62などでも何がそんなに問題なのだろう?と言うあながち悪くはないワインとの出会いが多く。この’84もリスクは正直。ただ、リコルクされており近年のブシャールもまた世評も高く個人的にも’96以降は侮れず。
そして、一度お会いいただきたく思っていたフランス人のムッシュのご来店で深夜3:00以降は’84のエシェゾーを組み込みながらポール・ロジェのロゼ’86まで。個人的にはやはりシャンパーニュの熟成に敵うものは無いかと。ロゼは熟成するとやや若い頃の美しい色調はくすんでしまいますが、萎れた薔薇の儚げなブーケがそこはかとなく・・・・・・。
そしてラ・ロマネはリコルクの加減かもう少し熟成させてあげたい。もう数本購入して自宅のセラーで、数年エージングさせてからどなたかにお届けしたい極上の期待感はあります。
エシェゾーは酸が強く、まだそれなりに将来性はありますが今それを理解しながら楽しむ方が賢明なような。何れにしても5月までは、少し辛い花粉症で悩みながら。
蛇足ですが、今宵は一組は心無い男性の発言でお一人のマダムが先に席を立たれた残念なカップルとそして女性の強い恋心にも応える気の無いムッシュの存在で一時は哀しげな雰囲気流れる店内に。必死のマダムの呼びかけにも寝入ってしまうムッシュの素っ気無い態度に、何故お越しになられたのだろうと。まあ、こちらは毎回そうなのですが今宵は一段と。
      Sommelier R.Imamura