Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ロナウジーニョ

1月はもう少し頑張りたかった結果になりそうかな?昨夜も動きはご常連さんだけの中々寂しき晩になりましたが、お一人でのご利用のムッシュがお二人。個人的にも上質なワイン・ラヴァーのお二人にはいつも頭がさがる思いでいっぱいです。何しろ気を使っていただいており、チョコレートの差し入れとブラジルへの出張を知らされていたムッシュには図々しくもロナウジーニョのゲーム・シャツのお土産を催促していたので。冗談だったのですが本当にいただけるとは思っても・・・。
・Pinot Noir’94 Mystal Sonoma Dry Creek
・Chateau Corton Grancey’95 Louis Latour
・Chateau Pichon Laland’93 Pauillac
ワインにも情熱を持たれるドクターは、今宵はお一人で。ジビエの季節に山うずらを、合わせるワインを悩まれておられましたが結局私自身もテイスティングがなされていない銘柄をわざわざ。熟成してカリフォルニアのピノノワールにしてはかなり柔らかく厳しさはなりを潜めて。少し余韻に儚さがございましたがこれもまたご理解を。
少なからずビジネスにも兼ね合いが有られるであろうこのお二人がお近くに掛けられるとお話とシガーにも明かりが灯されるようで。ブルゴーニュボルドーの二種を私も頂きながらあっという間に。どちらかと言うとボルドーのほうがお好みでしょう、ムッシュはこのぐらいの熟成感で十分かと。ルイ・ラトゥールの特別なコルトンは先日の’76とはまた違うキャラクターではありますが濃密な質感にヴィンテージ特有の力を感じさせられました。
ラランドはいつもしなやかに。お子様の誕生年の’93は現時点でも楽しくバランスを取りつつ。ボルドーの中でも最も魅力を感じてしまう伯爵婦人は洗練されておりトリュフ・チョコレートのニュアンスを後半に。
ロナウジーニョとは似ても似つかない、フランスのエスプリですがもう一人のドクターが次回はスペインの予定が有られるようで。だめもとで今度はバルセロナロナウジーニョのゲーム・シャツをお願いしたのは聞いておられたのでしょうか・・・・。 

             Sommelier R.Imamura