Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

粋な

日曜日の営業は、やはり中盤から意外な展開でお電話に追われ。この時期というかこの三連休は、ご常連の方々とおそらく初めてのご利用の方で全く異なるお客様の層に分かれる、何か奇妙な営業が。生意気かもしれませんが対応をよくよく考えてすべき場合も有りそうですが。
・Pinot Noir’92 Robert Mondavi
・Montrachet’85 Louis Latour
・Henriot Brut’73
いつもありがとうございます。頂き物までしてしまい、恐縮なのですが相変わらずのご夫婦の仲むつまじさに心洗われる瞬間もございます。
この方のオーダーはスマートですね、「オーパス・ワンは手強いのでこちらのピノノワールは如何でしょうか?」とても洗練された感覚を感じさせられます。カリフォルニアの巨人、ロバート・モンダヴィは特別な協奏曲題1番以外にも素晴らしいワインを幾つもリリースしております。このカーネロスのピノノワールも熟成の段階を経てしなやかにそして果実の熟れた甘みをたっぷりと。結局、前半は随分と世間話に華が咲いてしまいましたがこれからで。
先日のジャイエが効いたのでしょうか?気を使っていただけたのか、やはりこちらもドクターがお一人で白ワインの最高峰を。それにしても私共の顧客層のドクターの比率は相変わらず。
贅沢な禿山は、ヴィンテージも期待が高鳴る’85で安定感を感じさせるルイ・ラトゥール。これもまた期待以上に素晴らしいカラメルのアロマにブリュレをイメージさせられながら甘えに甘えてしまい対等の量の稀少な秘酒を。今宵に関しては間違えなくカウンターの端で私とムッシュは、他のゲストからされると異様な様相だったのでは。
これでは飽き足らず私共はシャンパーニュの極上の世界へと誘われてしまいました。エチケットが紛失してしまってはいるものの、アンリオの熟成がはっきりと見て取れるやはりモンラッシェとはまた異なるスタイルのノアゼットの香ばしいアロマにシガーへと触手は動かされ。今宵もまた粋なゲストのエスコートで私はこの華やかな時期のソムリエとしては、この上なく貴重な経験をさせていただきました。ありがとうございます。
はー、マルゴーとモンラッシェ探さないと・・・・・・。

            Sommelier R.Imamura