Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

嵐は

雷鳴が轟く、と言う表現が当てはまる昨日ながらも意外にも忙しく。出勤前から妻とは”暇でしょうな”と今宵の営業を占ってはおりましたが。
・Henriot Rose’88
・Barolo Riserva Granbussia’96 Aldo Conterno
・Sammarco’83 Castello dei Rampolla
・Nuits St Georges Aux Murgers’88 Bertagna
・Chateau Calon Segur’84 St Estephe
・Chateau Lynch Bages’75 Pauillac
うーん、心許すながらも周りのゲストに与える影響には好みが分かれるでしょう。ラメィのムッシュは個人的なお付き合いも含めて大好きですが、事実お隣のゲストはそそくさと。ただ、この3本を飲み込まれたこちらも個人的なお付き合いのあるゲストには興味津々なお人柄でしょう。やはり祇園慣れとでも言いましょうか。
実は頂き物のアンリオのヴィンテージ・ロゼ。流石’88、熟れております。何度かこちらのムッシュともノン・ヴィンテージのアンリオを他店で一気に近い状態で飲み込んだ経緯は覚えておられないでしょうが。比べ物に為らないのは当たり前ですが。素晴らしい薔薇の芳香を。
ブルゴーニュと見まがわれましたな。バローロの極上の熟成感はピノノワールにも近い世界感を。スミレの芳香が。
今宵、イタリアで攻め。今度はトスカーナの熟成は、ひつこく’83にて。実は早くもこのあたりで他のゲストとの連動もあり酔うておりました。すみません、微妙にあの餃子も追い討ちだったかも。美味しくいただきました。
売り掛けとは恐いもので。請求忘れはお恥ずかしくもゲストからのご確認は恐縮いたします。ベルターニャは綺麗な果実のアロマを残す良い造り手ですね。オールドに於いても落ち着いた価格と美しさは絶品かと。
久々のマダムのお供にムッシュも楽しまれましたかね。今宵は全くお邪魔が出来ませんでしたが。セギュールの’84は初めてで。テイスティング・グラスへの色合いの淡さにおやっ?と思うくらいの彼ららしからぬ外観。ですが余韻のビターさは否めないまでも十分すぎるくらいのボルドー・グラン・ヴァンのスグリのアロマ。
ランシュ・バージュ’75。価格だけの品質は実証済み。実際にラトゥールとて同じ世界観を認めるような。