Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

正にグラン・ヴァン

ここ数日が嘘のように極上のグラン・ヴァンが。
・Pavillon Rouge du Chateau Margaux’83 Margaux
・Vosne Romanee’76 Jean Pierre Mugneret
・Pommard’72 Henri Boillot
・Barbaresco’69 Gaja
・Chateau Sociando Mallet’79 Haut Medoc
・Dom Perignon’80 Moet et Chandon
・Chateau Mouton Rothschild’80 Pauillac
前半はバタバタしながらも穏やかにグラス・ワインの流れが。中盤からお席の手配が出来ない状況に顧客のお顔は、複雑で。ただ、今宵後ほどというお約束でこの辺りから。
セカンドとは言え屈指のヴィンテージ’83のマルゴー。未だに力を蓄えつつも複雑に織り成すブーケのハーモニーなのでしょうか。
なによりもポルシェ・デザインのユミドールのお支払いがありがたかったムッシュは今宵3本を。こちらはブルゴーニュ・ラヴァー、ジャン・ピエール・ミュニュレ’76、西村さんから届けていただけていてよかったの1本目は緻密な酸のバランスに心奪われ。
2本目のポマールは、今宵のお二人のヴィンテージ’72。珍しいヴィンテージなだけに希少性も。ボーヌらしく豊満ながらも生産年のキャラクターの線の細さは否めず。
3本目には今宵も視点を変えてガヤを。’69はまだ状態は大丈夫ですね、スミレは健在で何とも贅沢な’76’72’69と言う流れで。
いつも饒舌なムッシュは、結局ボルドーを。最終の入り乱れた感じは想定できませんでしたが結局マダムのお誕生日に極上のドン・ペリニヨン’80と何か一人で飲んでしまったような気のするムートン’80でした。
ソシアンド・マレは、やはりグラン・クリュに匹敵するぐらいの優雅さで。ドン・ペリニヨンは今宵最上は言うまでも無く。ただ、今宵ビジネスを頑張られたマダムには理解は及ばれたようですがもう酔われすぎておられ。ムートンは’80ながらも中々。しなやかに柔らかさを感じさせ、まだまだワインとしては若さも感じさせる年頃なんだろうな、と言うのが本音の印象です。
まあ、何れにしても素晴らしきテイスティングをさせていただいたのは事実でしょう。   Sommelier R.Imamura