昨夜は前半から中盤にかけて一度酔っ払いながらも、後半最後にもまたご機嫌さんになってしまいました。
・Ｃｈａｔｅａｕ Ｃａｌｏｎ Ｓｅｇｕｒ’８５ １，５００ｍｌ Ｓｔ Ｅｓｔｅｐｈｅ
・Ａｌｏｘｅ Ｃｏｒｔｏｎ’８８ Ｔｏｌｌｏｔ Ｂｅａｕｔ
セギュール・ラヴァーのお姉さんには、やはりセイフティーな銘柄を。ボトル･サイズはお二人プラス私でまあ問題は無いものの、早い飲み込みはやはり急激に体内を循環するような。
それにしてもマグナムは、いいねー。熟成感が綺麗で、酸化をして行ってると言う感じが全く。サンテステフ特有の骨格にチョコレートの風味をポタリと隠し味のように。
まあ、４名様以上でしたらマグナム・サイズもけっして驚くことは無かったのですが遂にお二人でも開く状況なのでしょう。ありがたい。
もう、閉めましょう！とＴシャツ姿の時間帯にムッシュが。お一人での今宵は、個人的にもお付き合いは嫌いではないので。ボルドーは十分、後はブルゴーニュが欲せられるのは仕方なく。またもや甘えてしまいましたが、まだまだ若さも残す’８８のコート・ド・ボーヌ。それでも、この頃のトロ･ボーは嘗てのエチケットでノスタルジーもたっぷりと。
豊満な果実味に少しシナモンのようなスパイシーさも入り混じり、ついついシガーへと手が伸びてしまうこの辺りが三流と言われてしまう所以なのでしょうか？
深夜の祇園街で、男二人が極上のワインを分かち合うにもきっと何か理由があるのでしょう。私は結局今宵二回目の酔いを迎えながら家路に就きました。
Ｓｏｍｍｅｌｉｅｒ Ｒ．Ｉｍａｍｕｒａ
