昨夜の金曜日は、「つぶやき」が更新出来ていないと言うことは。潰れてしまいました。ここのところの、連日のおそがけのゲストの来店もあったのか酔いはゲストからのご相伴にピークに達してしまいました。こんな晩は、小川くんの存在も頼もしく、私的には情けないのですが随分後片付けの段取りにも慣れが感じられ。そんな今夜は、もう一人のワイン・ラヴァーが。年齢とは関係なく、いつもながらボルドーの筋肉質なワインを好まれるムッシュは今宵もグラスにて
・Ｐａｖｉｌｌｏｎ Ｒｏｕｇｅ ｄｕ Ｃｈａｔｅａｕ Ｍａｒｇａｕｘ’９４
・Ｃｈａｔｅａｕ Ｆｉｇｅａｃ’９４ Ｓｔ Ｅｍｉｌｉｏｎ
最近のバイ・ザ・グラスの充実度は素晴らしくセカンドとは言いながらもヴィンテージ’９４のマルゴーがリストに載っております。しなやかに熟成する五大シャトーの中でのレフォールド・ラトゥールと人気を二分するこのパヴィヨン・ルージュは今正に飲み頃を。やや、進んだ味わいが好みの私にはまだまだ硬いと思われますが、しっかりとした骨格を維持しつつ滋味溢れる円みのある味わいにグラス・ワインの粋を超えております。
この後は何かあるのか？とのご依頼に考えあぐねた末にサンテミリオンの偉大なシャトーを思わず・・・・・・・・。この’９３ヴィンテージはどうやらマノンクールさんがオーナーになった年のようでエチケットがかつてのものと若干違うもののようです。流石に凝縮したカシスのニュアンスはクラッシックなフィジャックとは、やや表情が違い左岸のスタイルにも感じられるパワフル・ボディでした。とは言え、グラス・ワインの面白いところはこの日の後半には以前の彼らの柔らかい淑女を思わせるスタイルへと変貌していた点です。また、このムッシュ気を使っていただける方でお二人で計４杯はこの特別開封のボトルをお飲み頂け。のこり２杯は、この晩で売り切れたのは言うまでもありません。
さて、今宵ワインの日はいかがなワインと出会えますか・・・・・・・・。
Ｓｏｍｍｅｌｉｅｒ Ｒ．Ｉｍａｍｕｒａ
