Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

お好みのお味は?

29日の木曜日は、意外にもファースト・ゲストの来店が早く長い1日に。とはいえ、落ち着きが出てきており数字は穏やかなものに。とはいえ、おひと組のゲストに私と奥野は随分とご相伴のワインを頂く事に。とても、豪快で賑やかなこの方はいつもグラス・ワインでお人柄同様、パワフルでざらつくタンニンを含む赤ワインを好まれます。お好みのタイプとして、この手のスタイルのものを望まれる方も比較的多く、時として容赦なく抜栓される若いニューワールドのワイン達。今宵もカリフォルニアの 
・Claret’03 Ramey 
と言うワインが。通常この辺りのヴィンテージは、まだまだ若すぎまとまりに欠けるためリストには組み込まれないアイテムで、こう言った状況に対応するために特別に購入しております。とはいえ、このような機会が私どもの新たなワインのテイスティングのチャンスにも。どうやら、今回は酔われていたのかことのほかお気に召され結局ボトル対応に。ですが、このボトルの半分は私が飲み込んだのは言うまでもありません。それから、月末のこの時期、特価にて頂いたブルゴーニュのグラン・クリュがグラス・ワインにてお楽しみ頂けます。 
・Chambertin’00 Frederic Esmonin 
ヴォーヌ・ロマネに次ぐこのエリアの人気の特級、シャンベルタンは肉付きのよい果実味に溢れる、繊細でありながら滋味に富む、素晴らしいワイン。2000年ヴィンテージは、社交的な明るい表情を持ちタンニンの質も上質で、今現在既に楽しめるワインに。奥行きのある余韻がポイントです。
さあ、今年も後2日。営業実績も昨年と2年前も十分にうわまわる数字が出ております。これも、ひとえに皆様のおかげかと・・・・・・。この2日は、ゆっくりと楽しめれば幸いです。 
              Sommelier R.Imamura