Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

急ブレーキ

11日の月曜日は、昨日に引き続きワインバーでは、何もつぶやくことが出来ないくらい寂しすぎる一日でした。
そこで本日は少しヴィテージについてお話を。ソムリエというものは悲しいかな、とてもヴィンテージを記憶に留めてしまうもので、例えばスタッフの生まれ年や御常連の方の記念の年など、何となく頭に入っているようです。例えば私のゲストの中には、‘87生まれのお嬢様へとロマネコンティを含むグランヴァンを8本お買い求めいただけたり、また‘79‘84のお生まれ年のカップルの方へはお取り置きが数本ございます。それにリストを見つめていても、そのようなヴィンテージがややプアーなものでも仕入れてみたりと、お商売とは言え不思議な物です。
また、例えば60年代のワインとして、1963年のシャトーマルゴーなどリストにはお載せしにくいものではあっても、手持ちとしてあったりするものです。ワインに対する考え方や思い入れは人それぞれですが、ご提供する立場としてはこだわりは持ちながらも、出来る限り心に響き、留めていただけるアプローチをさせていただければな、と思っております。
その方にとってはじめての生まれ年のヴィンテージワインをサーヴィスするソムリエとして、記憶に残していただければとても素敵な事でしょ・・・。

 Sommelier R.Imamura